【冬至の重要性、冬の過ごし方】

こんにちは。
ひいろです。


12月22日(金)は冬至です(まだ先だけど。
中国医学では特に重要な日とされており、「一陽来復」、つまり「陰が極まり陽が生まれる時」とされます。
この日は、一年で最も昼が短く夜が長い日であり、自然のサイクルにおいて陰の気が最も強く、陽の気が生まれ始める転換点を示します。冬の養生では、以下の点に注意することが重要です。

目次

『冬の養生法』


1.気血の養護

・ 冬は気血を養うための季節です。気血を養うことで、身体の抵抗力を高め、病気の予防に効果があります。
・ 体を温める食材を取り入れることが推奨されます。
例えば、鍋料理がおすすめです。肉、魚、野菜など好きな具材を入れてタンパク質、食物繊維をたっぷり摂りましょう。

2.適度な運動

・適度な運動は体を温め、気血の流れを良くしますが、激しい運動は避けるべきです。
・ 軽いストレッチや太極拳、気功など、穏やかで心地よい運動が適しています。

3.激しく汗をかくことを避ける

・ 冬は体を温存する時期ですので、激しい運動やサウナなどで過度に汗をかくことは避けるべきです。 
・汗をかき過ぎると、体の陽気が失われ、免疫力が低下する可能性があります。

4.辛い食べ物の摂り過ぎを控える

・辛い食べ物は体を温める効果がありますが、過剰に摂ると体内の気を消耗し、バランスを崩すことがあります。 ・辛味は適度に、体調や体質に合わせて摂るようにしましょう。

【冬至の健康法】

1.食事

・鶏肉(骨付き)と長芋のスープ(生姜を少々、味付けはシンプルに塩のみ。十分美味しいです)は、栄養価が高く身体を温めるのに適しています。
・旬の野菜や果物(※身体を動かさない人は食べない方がいいです)を積極的に取り入れましょう。
これらは寒さに適応した栄養豊富な食材で、体を内側から温めます。

2.運動

・寒さに負けず、軽い運動を継続しましょう。血行が促進され、免疫力が向上します。
・室内でのストレッチやヨガは、冬に最適な運動方法です。

3.リラクゼーション

・気功や深呼吸の練習を取り入れ、ストレスを減らし心を落ち着かせましょう。
・自己内省に最適な時期なので、静かな時間を持ち、過去一年を振り返り、来年の目標を考えるのも良いでしょう。

4.睡眠


・早寝を心がけ、十分な睡眠を確保してください(早寝遅起き!!)。
・冬の長い夜は、深い睡眠と休息のための自然なギフトです。

気は早いですが、メッセージを参考に、ぜひ健やかな冬をお過ごしください。
冬至の日に取り入れるべき健康法は、単に身体を温め、栄養を補うことに留まりません。
この時期は、内省と自己の再評価のための静かな時間を持つことも大切です。
冬至は過去一年を振り返り、来るべき春に向けての身体を整えるための非常に重要な一日です。

しっかりと身体を整えてお過ごしください。
それでは、再見🙏

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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