こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
明け方、5時前にふと目が覚めると、三歳の娘がオネショをしてしまい、パンツもパジャマも私の大好きなタオルケットもずぶ濡れになってしまいました。
とほほ…。
さて、治療をしていて必ず尋ねることの一つに睡眠状態があります。
この数日、夜中の1~2時頃に目が覚めて眠れないという患者さんが、何人もいました。
中国医学では23時~1時、すなわち「子の刻」に陰が極まり、陽が生まれる時間です。
健康な人は、陽が生まれても身体の中に収まる、「収斂」します。
しかし、疲労が蓄積していたり、病気の状態だったりすると、収斂できません。
そのような状態だと、陽気が発散してしまいます。
だから、目が覚めてしまうのです。
これは身体からの「日頃、無理をしないで休みましょう」という警鐘と考えて下さい。
すでに、夏の疲れが出始めている人もかなりいるようです。
夏に引き続き、冷たいものを飲むのを止めないと、この症状は更に進行していきます。
冷えた物を摂取すると、身体の中の「陽気(生命エネルギーの根源)」を収斂できなくなります。
そうなると、陽気を身体の外に押し出します。
冬なのに暑がる人、夜寝る前になると身体がほてって眠れないという人はいませんか?
これを「陽気の浮越」といいます。
簡単にいうと、生命エネルギーが漏れてしまっている状態です。
更にひどいと寝汗や少し動いただけで汗が流れるように出るようになります。
それから、スポーツの秋、運動会がある季節ですね。
スポーツの秋だからといって、激しい運動をするのはおすすめしません。
秋は収斂する季節なので、激しい運動をして体力を消耗するのも陽気を枯渇させる行為なので気をつけて下さい。
もちろん、体調、体力に応じて運動量を決めることが重要です。
これからの季節は、雷が止み、虫が穴に入って冬眠の準備をする時です。
人間も同じです。
自然の摂理に反すると病気になるというのが、中国医学の養生という学問の根幹をなす思想です。
参考にして頂ければ幸いです。
それでは、保重身体!!
再見!!
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