横浜中華街にある日色鍼灸院では面白いことが起きます。

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
今日も師匠の指導の下、刀と南拳の練習でした。
私としたことが、切れないように加工された刀で小指を切ってしまいました。
お陰様で、大したことはないのですが、微妙に痛いです。
へたっぴですね。
とほほ…。

 

さて、昨日(9月30日)は気功教室もあったことと、朝晩気温が下がって来たためか一日患者さんで一杯でした。
一時過ぎに、誰かが入ってきた音がしました。
一時台の患者さんはすでに来ていました。
誰だろう??と思うと聞こえてきたのは、「你好!(こんにちは)」でした。
中国人の患者さんが突然来たのかと思い、出てみると、中国語で「私は大陸(中国)から来たのですが、鍼灸院の中を見させて欲しいのです。少しお話を聞かせて頂けますか?」ということでした。

残念ながら、非常に忙しい中での来訪だったので、治療中のため時間が取れない旨を伝えました。
お灸は日本の製品が良いのか、中国のものが良いのか、日本での状況を調べるためにやってきたというのでした。

男性は疑問に思ったのでしょう、なぜ私が中国語を話せるのか尋ねられました。
私は北京中医薬大学で大学院をでていることを話すと、なんと奇遇なことに、その男性も北京中医薬大学を1995年に卒業しているというのです。
私は2011年に大学院を卒業しています。
広東省の深圳で鍼灸医をしているというのです。

深圳といえば、私の鍼灸の師匠である鄭俊江先生が生前、最後に診療をされていた場所です。しかも、広東省には広州中医薬大学があります。
今はわかりませんが、その大学の鍼灸学部の学部長は鄭魁山先生の弟子が勤めていました。ですから、鄭氏一門と広東省は縁のある場所です。

残念ながら、そこまではお話をする時間がありませんでした。

しかし、中国版のLINEである「微信(WeChat)」で連絡先を交換しました。
本当に便利な世の中になりました。
つい先日も、鄭氏一門の兄弟子から連絡がありました。
そのお陰で、俊江先生の弟さん、俊武先生とも連絡が取れたばかりでした。

少し、話が変わりますが、ロシアではテロ対策の一環としてLINEが使えなくなっているようです。
今年2月には使えたのですが、9月に訪れた時には使えなくなっていました。
妻とはWeChatで連絡し、弟とはFacebookで連絡し、患者さんとはGメールで連絡を取っていました。
本当にややこしいので、何とかして欲しいものです…。

横浜中華街に治療院があると、時として面白い出会いがあるものです。
まぁ、中国の詐欺占い師が訪れたこともありましたが…。
それでも、横浜中華街はいいですね。

そういう訳で、祝你國慶節快樂!!
再見!!

深圳の黄医師。まさか、大学の同窓生に横浜中華街で会うことになるとは夢にも思いませんでした。お互いそういう気持ちだと思います(笑)。中国語ができて良かったです。かなり錆びついてきたので、磨きをかけるべく頑張ります!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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