健康のためにお酒を飲む??

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
お陰様で、10月19日(木)の中医健康教室は定員に達しましたが、あと2席だけ追加します。
自分の身体と健康について勉強してみたい、という方の連絡お待ちしています。

 

さて、美味しい料理と美味しいお酒があると幸せですよね?
残念ながら、私はお酒が美味しいと思ったことは一度もありません。
決して飲めないわけではありません。
北京の留学時代は毎晩お酒を飲んでいた時期もあります。
でも、全然美味しいと感じないのです。
スピリチュアルな先生には「ひいろさん、前世で飲み過ぎたのですよ。」
と、冗談で言われたことがあります(笑)。

お酒は好きではないけどお酒の席が好きな人もいます。
私はお酒もお酒の席も好きではありません(笑)。
早く家に帰りたくなってしまうのです。
やはり、インドア派ですね、私は。
年々ひどくなっています…。

お酒は主に、肝臓で分解されます。
少量ならば、それほど負担にはならないでしょうが、お酒を飲むということは、肝臓を酷使することになります。
つまり、睡眠不足が続き、ストレスを感じており、疲れている時にお酒を飲むと肝臓へのダメージが計り知れません。

更に、寝る直前に食事をして寝るような生活習慣が続くと、内臓に相当な負担がかかってきます。
このような人は、すい臓にも負担がかかるため、糖尿病になる恐れがあります。
検査結果に出なくても、肝臓の機能が落ちると血液が汚れてきます。
そうなると、常に身体がだるく、寝ても疲れが抜けないという現象が起きてきます。

健康のためにお酒を飲むという人に時々出会います。
アルコールを摂ることで、血流が良くなるという思いのようです。
多忙な毎日で、疲労がたまった状況で、健康のためにお酒を飲むとどうなるのか?

その結果は…

さらに体調が悪くなります(笑)!!
当たり前ですよね…。

確かに、中国医学には少量のお酒を飲むことで気血の流れが改善されるので、健康に良いという考え方があります。
しかし、この「少量」の定義が個人によって異なることが危険です。

お酒をよく飲む患者さんに尋ねると、必ず帰って来るその答えは

「普通です」

普通ってどのくらいなの?と疑問に思いますよね。

そう答える方のご家族に聞くと「普通にたくさん飲んでいます」と教えてくれます。
普通って、いつも通りの安定感で飲んでいるという意味か、と納得してしまいます(笑)。

もし、普段からお酒を飲む習慣があり、体調不良で悩んでいるのでしたら、お酒を一週間飲むのをお休みしてみて下さい。
きっと、今より身体が軽くなるはずですよ。

そういうことで、食欲の秋、身体と向き合いながらお酒とお料理をお楽しみくださいね。
それでは、再見!!

久しぶりに石焼ビビンバを食べました。美味しいですね。私はもともと韓国料理を食べる習慣がなかったのですが、北京の留学時代に、家の近所の韓国料理屋さんに行ったのがきっかけで好きになりました。懐かしいです…。

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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