鍼灸治療で尿漏れは治るのか??

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
本日は「鍼灸治療で尿漏れは治るのか?」というお話です。

 

結論から言いますと、私は鍼灸治療と徒手療法を一緒にやるので、鍼灸治療だけで尿漏れが治るかどうかはわかりません。

尿漏れは、女性に多い症状です。
産後からくしゃみをしたり、少し腹圧を強めたりすると尿漏れをするようになったという人が少なくありません。

もちろん、男性にも見られます。

膀胱がんの手術をした後から尿漏れをするようになった方、抗がん剤治療の後にステロイドを注射するようになってから尿漏れをするようになった方を治療したことがあります。
膀胱の手術後、朝起きると紙おむつが尿でいっぱいになるくらいの方が治療の後、紙おむつが尿で一杯になることはなくなりました。
ステロイドを注射している方の尿漏れも良くなったと報告を受けました。

女性も男性も共通していることは「○○を調整する」です。
「○○」の写真をご覧ください。

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「○○」とは

 

 

「恥骨」です。

面白い名前ですよね。
「恥ずかしい骨」もしくは「恥じらう骨」。
どちらでもいいですよね…。

恥骨は左右にあります。
恥骨と恥骨の間に「恥骨結合」があります。

恥骨を調整し、恥骨結合を整えると骨盤底筋群のバランスがとれると、尿漏れが改善されるようです。

最初、この技を習った時は、患者さんの骨盤の調整をしているのですが、私の腰が痛くなるので、1ヶ月もすると使わなくなってしまいました。
数か月が過ぎ、そういえばあの技を使ってみるか、と思い出して使い始めたところ、その効果を無視できなくなってしまったのです。

これは使える技だな、と。
(吉田先生、ごめんなさい(#^^#))

助産師さんで、この技の使い手の先生が産後の女性の恥骨を超音波でチェックしたところ、施術前に歪んだ恥骨が、施術後にはばっちり恥骨の歪みが治っていました。
画像が動かぬ証拠として残っていたので、見せてもらいました。
あれだけしっかり整えば、体調が良くなるに決まっていますよね。

尿漏れに悩んでいる方がいれば、ぜひこの治療を受けることをおすすめします。
何より、全く痛くないのがいいです。
そういう訳で、技に磨きをかけていきます。

進行努力!!
再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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