ニーハオ!ひいろです。
『HUNTER×HUNTER』が約一年ぶりに連載再開が決定したそうです。
朝から嬉しいニュースでした。
僕も頑張ります!!
さて、今日のテーマ、「激しい運動は身体にいいのか?」。
結論から言うと、激しい運動をして体調が良くなるのならば問題ないと思います。
一日一万歩、歩いて元気ならばやれば良いと思います。
ジムでトレーニングをして体調が良ければ問題ないと思います。
週に数回プールで数千メートル泳いで身体が軽ければ続けると良いと思います。
やればやる程良いと思っている傾向にあるのは非常に危険です。
ただし、無理は禁物です。
なぜなら、ほぼ毎日、日色鍼灸院には以下のような症状の患者さんが来院します。
ストレッチをやって首を痛めた。
筋トレで腰を痛めた。
ジョギングをした後から膝が痛い。
ウォーキングを毎日やっていたらある時から坐骨神経痛になった。
トレーナーに歩き方を変えるように言われ、ウォーキングするようになってから膝が痛い。
など。
問題は運動自体出ない場合が多々あります。
「正しく、今の身体の状態に適した動きができているか」が重要です。
トレーナーの指示が的確だったとしても、受け手が誤って情報処理していれば意味がありません。
ただ、運動のし過ぎは筋繊維、靭帯、軟骨などの損傷につながる危険性があります。
実は、中国医学的にはそれだけではありません。
それは、生まれ持った生命エネルギーの量は基本的には決まっている、ということです。
師匠は「貯金」と表現します。
それは両親からもらったものです。
生まれてから死ぬまでの間にいかに、「貯金」をうまく運用するかが大切です。
健康でい続けるための学問こそが「養生学」です。
アスリート、特に激しいスポーツや格闘技の選手は短命であることが少なくありません。
今年、極真空手の有名な方が亡くなられました。
非常に激しい練習をされていたと聞いています。
試合の最中に、小指が折れてしまったのですが、皮一枚でつながっていたその小指を握り締め、最後まで戦い抜いたと言う話は有名です。
また、僕が最も好きだった空手のアンディ・フグ選手も激しいトレーニングをされていたことで有名です。
当時、K-1で活躍していましたが、通常ヘビー級では190cm以上ありますし、バンダー・マーブは210cmです。
ベビー級において、アンディは180cmとかなり身体が小さかったのです。
優勝候補と称され、初出場でパトリック・スミスにまさかのKO負け。
次の年、全くの無名だった南アフリカ出身のマイク・ベルナルドにまさかのTKO負け。
翌年、決勝戦でマイク・ベルナルドとアンディが対決し、最後はフグトルネード(下段後ろ回し蹴り)でTKO勝利。
悲願の優勝を果たしたのでした。
フグトルネードとかかと落としは本当に憧れて、僕もよく練習したものです。
おかげで腰痛になりましたが、当時は身体が柔らかく足技が得意でした。
一応、明治鍼灸大学の空手同好会の副会長をしていました。
あ、つい学生時代を思い出して興奮してしまいました。
そのアンディも2000年にこの世を旅立ちました。
享年35歳。
気がつけば僕もアンディの歳を越してしまいました。
卒業したばかりで、整骨院に勤務していたのですが、仕事中にアンディの訃報を聞いたのを覚えています。
余談ですが、先日、東邦大学の大学院で講義をしたのですが、一番若い学生が22歳。誰一人としてアンディを知らないと言う事態にけっこうショックを受けました。
当時4歳では無理もないですよね…。
またしても話がそれてしまいました…。
有名な空手家二人の身に起きた出来事、これらの事が何を意味しているかと言うと、生命エネルギーという「貯金」を早くに使い果たしてしまったということです。
適度に身体を鍛えることは、元気でいるためには良いことだと思います。
しかし、一定の量を超えてしまうと、健康を害するどころか、生命を激しく消耗してしまうのです。
格闘技の関係者から聞いたのですが、激しい練習と過酷な減量の結果、痛風になることがあるそうです。
これは数人がそうなったという話ではないそうです。
現代医学的に言っても肝臓、腎臓に負担がかかりますからね。
少し脅し過ぎと思うかもしれませんが、それだけ運動で体調を崩す人が多いので注意喚起の活動をしている次第です。
次回は、香港で聞いたお話をお伝えしますね。
それでは、再見!!
コメント