English Page is HERE

便秘に漢方はいいのか??

ニーハオ!ひいろです。
雨が降ったせいか、それほど忙しくはないのですが、何だか色々とやることが多くて忙しい感じがします。
クラピカみたいに色々情報処理ができたらいいなと思いますが、タイプ的にクラピカにはなれなさそうです…。

さて、患者さんにけっこう見られる症状がとして、便秘があります。
以前、便秘について書いた記事もあるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
毎日、出ていますか?便秘について(1)」、「毎日、出ていますか?便秘について(2)

中には漢方薬を飲んでいるから大丈夫と安心している人がいますが、聞いてみると「番瀉葉」すなわちセンナだったりすることがあります。
センナは身体を冷やす性質が非常に強いため、常用するものではありません。

アローゼンという下剤はセンナは由来の薬です。

最近治療した患者さんは、脈が沈んでいて、硬く、細かったです。
夏の脈は浮いているのが普通です。
なぜ、これほど脈が沈んでいるのかわかりませんでした。
ちなみに、脈が沈んでいるということは身体の中が冷えていたり、病が深いところにあったりすると出現します。

よく話を聞いてみると、毎日下剤を飲まないと便が出ないというのです。
何を飲んでいるかと尋ねると「プルセニド」とい薬でした。
聞いたことがなかったので、調べてみると「センナ由来の下剤」とのことでした。
だから、脈が沈んでいたのか、と納得しました。

生薬由来だから、安心していてはいけません。
慢性病や長く患っていて体力が落ちている人は要注意です。
病が深いところにあるということは、回復するまでにある一定の時間を要します。

あんかけ炒飯。不思議なくらいつるりとお腹の中に入ってしまいます。中華料理、美味しいです!!(横浜中華街、桂宮にて)

漢方薬だからといって闇雲に飲むのは、時には健康を害しますので、その漢方薬がどのような効果があって、何の目的で飲むのかをしっかりと把握することが大切です。

また、一定期間飲んでも効果がなければ、それは何かが違う可能性があるので、見直しをすることが必要です。
生活習慣が乱れているために、漢方薬の効果が追いついていない可能性もあります。
飲んでいる漢方薬自体があなたの身体に合っていない可能性もあります。

しっかりと自分自身の身体と向き合うことが健康回復への近道と言えるでしょう。
ぜひ、あなたも毎朝、毎晩に身体に目を向けて、肩が凝っているな、腰が重いな、お腹が空かないな、お腹が硬いな、足が冷えているな、なと注意してみて下さいね。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

プロフィールの詳細はこちら

コメント

コメントする

目次