昨日のつづき。自分を救う方法とは?

ひいろです。
昨晩は、日曜日の前日と思い、余裕をかましてYouTubeで聖飢魔Ⅱの黒ミサ(ライブのこと)の動画を見ていたら更新するのが遅くなってしまいました。
子供のころから父に時間の使い方が下手だ、と指摘されていましたが、中年になってもそれは変わらないようです…。
聖飢魔Ⅱ、最高です!!

前回、中国医学では「痛み」や「しびれ」などの病態について、また、古傷や頑固な痛みは身体に深くダメージとして残るということ。そして、トラウマや強烈なストレスが症状を引き起こすことをご紹介しました。

今日はどのように僕が痛みを克服した方法をご紹介します。
それは、「ひたすら自分自身と向き合う」方法です。
「え??それだけ??」とあなたは思われたかもしれません。

そうです。それだけです。

痛みで何もできませんので、それくらいしかできません。

青椒肉絲、大好きです!
中華ばかり食べているわけではありませんよ。

あなたは「内観」という方法を聞いたことがありますか?

自分自身を見つめ、自分自身の過去の対人関係と向き合う方法です。
もちろん、これは全員に有効であるかは不明です。
ただ、患者さんにこの方法をお伝えしたところ、しっかり取り組んだ方には改善が見られました。
僕が当時行った方法をご紹介します。

あ、先にお伝えしますと、これは中国医学と全然関係ありません。

当時、葛藤していたある先生との関係を時系列で書いていきました。
例えば、僕の場合…

2007年~2002年(留学した年)
2002年~2000年(大学を卒業した年)
2000年~1997年(問題が発生した先生と出会った年)

という感じです。

そして、時系列で「怒りを感じたこと」、「許せないこと」を思い出せる限り全て書き出します。
まずは「怒りの吐き出し」の作業をします。
この作業がしっかりできないと、次の作業がうまくできません。
必ず一人の時にノートに、当時の感情を「そのまま」書き出します。

例えば「人を何だと思ってるんだ!」、「〇〇野郎!!」、「この〇〇〇〇なし!!」などです。

この場で文字にするのは忍びないので、ご想像にお任せします(笑)。
書き出す過程で、忘れていたことを思い出したり、逆に全然思い出せなかったりすることもあります。

ここはリラックスしながらも、かなり頑張る必要があります。

僕自身、人生が変わるような経験をしたので、あまりにも肉体的、精神的につらそうな方にはこの「内観」をおすすめしています。
しかし、あなたは重大な問題があることに気づきましたか?

「内観」は当時、嫌な経験をしたことをもう一度思い出し、追体験する必要があるのです。
あの苦しい、傷ついた経験をもう一度です。

だから、この方法を実践する方は本当に少ないです。
良さそうなのはわかるようですが、実際にやるところまで行かないことがほとんどです。
10人いたら2~3人くらいの方が取り組みます。

ひたすら書き出すと、怒りが落ち着いてきます。
ただ、僕の場合は封印されていた感情の蓋が開いてしまったためか、腰痛は更に強烈になり、のたうち回りました。
その様子は、南斗水鳥拳のレイがラオウと戦う前に「刹活孔(せっかつこう)」という秘孔をつかれた時のようでした。

もうね…。尋常じゃないんですよ、痛みが…。
じっとしていても痛いし、座っていても痛いし、一人では歩けないし。
もう、とほほ…、というほかないのですよ。
でも、自分自身が波風立てないために封じ込めてしまった感情なのです。
とにかく、押し殺し続けた結果、破綻してしまったために出現した症状です。
話を聞いてもらったり、治療を受けるなど手助けしてもらうことはできても、最後のところは自分自身で何とかするしかないと悟りました。
もちろん、これは僕の経験談に過ぎないので、あなたに当てはまるかどうかはやってみないとわかりません。

「怒りの吐き出し」の作業を気持ちが落ち着くまでやり続けます。
そして、この作業が終わったら、今度はその先生に対する感謝の想いを書き出します。
とりあえず怒りを吐き出し終わったと思ったら、今度は感謝しろだなんて、正直言ってハードル高過ぎですよ、このワーク…。

冷静に考えると、誰でも一緒に過ごした時間の中で、楽しかったことや感謝することも必ずあると思います。普通はですよ。
これもひたすら時をさかのぼりながら思い出して感謝していることを書き出します。

ここまでやると気持ちが少し、落ち着いてきます。10あった怒りが7か8くらいにはなります。
何もやらないと10のままですものね。
そして、今度は怒りや恐怖を感じている相手に対して、あやまりたいことを書き出します。
怒っている相手に感謝しろだとか、あやまれだとか、もうね、このワーク、本当に地獄ですよ…。

それで、しかたないので、とにかく、あやまりたいことを書き出します。
おそらく、一つは絶対にあるはずですから。
ここまでくると、その相手との関係を色々考えてしまうと思います。

良くも悪くも「色々あったんだなぁ…」と。
「僕は怒りを感じているかもしれないけど、相手も苦しいのだろうな、何だか気の毒だな」という気持ちが生まれてきます。
感覚がマヒしているのか、感情が解放されたことで許しが生じたのかはわかりません。

このような気持ちになったら、最後のワークです。
椅子に座り、目を閉じて、目の前に嫌な相手が座っているのを思い浮かべます。
部屋がピンク色の癒しのエネルギーで充満していることを感じます。
次に、相手の存在そのものに「私は〇〇さん、あなたが癒されることを願います」と宣言します。
そして、自分の胸の真ん中のチャクラと相手の胸の真ん中のチャクラを金色の光(糸でもいいです)で結びます。

上記の状態を保ったままで、目の前にいる相手の方を思い浮かべながら、その方に感謝の想いと「〇〇さんに出会えてよかったです。そのお陰で成長でき、自分自身と向き合う機会を得られました。
本当にありがとうございました」という想いを伝えます。
最後に「ありがとうございました!」と心の中で述べ、胸と胸を結ぶ金の光(糸)を切ります。
深呼吸してゆっくりと目を開けて、終わりです。

中国の麺はとにかく、うまいです!!「うまい」と「美味しい」以外に表現の仕方を知らず、ごめんなさい!

今、こうして文章を書きながら、当時のことを思い出していますが、自分で自分をほめてあげたいです(笑)。
このワークはお世話になっている千葉の大御所の先生に教えて頂きました。

ちなみに、僕の場合はある先生との関係でしたが、その根源をたどっていくと、両親との問題に行きつくことが多いようです。
ですので、両親との関係も上記のようにやります。

いやぁ、これは本当に覚悟が必要ですね。

中国留学中にかなり好戦的で、傲慢な性格になってしまっていたことを気付かせてもらえた経験でした。
背中は「く」の字に曲がってしまい、杖をついていた時期もあります。
電車に乗っている時、誰も席を譲ってくれませんでした。
席が空いたと思ったら、子連れの親子が「〇〇ちゃん、席が空いたわよ!早く座りなさい!」と母親が子供に座るようにうながし、目の前で子供が着席したのです。
僕に席を譲るのが当たり前とは思いませんが、とにかく、惨めな気持ちできた。
目の前の席に速やかに動いて座れないのですから。

だから、痛みのある人の気持ちはものすごくわかりますし、人間関係で悩むのは本当に煩わしいし、大変だなと思います。
正直、今回ご紹介した「内観」が良いかどうかはやってみないとわかりませんし、やってみても変化がない人もいるかもしれません。

ただ、もしあなたがこの方法を通して、大きく人生が良い方向に変わっていくきっかけになればと思い書いてみました。

まぁ、ここまで読まれた方は大変そうだから、やらないかもしれませんね…。

もっと簡単で、良さそうな方法があれば、ぜひ教えてください‼

それでは、再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

プロフィールの詳細はこちら

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 日色先生
    「体の痛みは、心の痛み」本当なのですね。

    行きつく根源は‶両親との関係〟物凄く納得がゆきます。
    そして、両親と過ごした時間よりも長くなった‶夫や息子〟との関係も…

    超心配性といたしましては、健康になるのに医学以外の‶奥の手〟もある。
    少し心に余裕が出来ました。

    有難うございました。

    • 何かお気付きになられたようで良かったです!
      元気になるのに、方法は何でも良いと思っています。
      問題?を先送りにしても必ず帳尻合うようになっているようなので、僕の場合はしっかりと向き合ったつもりです。
      まずは目の前の家の整理ですね(笑)。
      怠けながらやってくださいね。

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