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ロシア人は気功に興味があるようです。

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
次女を風呂に入れたのですが、湯船から出ることを許されず、ひたすら遊びに付き合わされました。
ものすごくつらかったです…。

 

さて、前回に引き続き、ロシアでの活動報告をします。
カザン東洋医学大学(仮)では20名ほどの学生が鍼灸を学んでいました。
中には外科医や病院に勤務する人も鍼灸を学んでいます。

今回は大学のサフィウーリナ教授から気功について講義をして欲しいという要望があったので、気功の理論と練習法についてお話してきました。
もともと私自身は気功について非常に怪しいというイメージしかありませんでした。
師匠に出会って、実際に身体が元気になり、気功の素晴らしさを教えて頂きました。

講義が始まって、最初に講義を受ける方々に尋ねました。
「気功はよくわからないので、怪しいと思う人は手を挙げて下さい」と。
なんと、意外なことに一人も怪しいと言って挙手する人がいませんでした。
気功を練習したことがある人は誰もいませんでした。
気を遣って手を挙げないのかと思いましたが、ロシアの人々との交流を通して感じたのは、良い意味で、学ぶことに対して遠慮がないので気を遣って手を挙げていないのではないということは感じました。
もしかしたら、一人くらいは、気功は怪しいと思う人がいたかもしれませんが…。

右から2番目のアレクサンダーは、筋肉ムキムキでハンサムでした。

講義はまさかの展開を迎えました。
前もって講義の資料(パワーポイント)をロシアにメールで送ったのですが、当日はプロジェクターとパソコンが用意されていただけで、資料がパソコンに入っていませんでした。

仕方がないので、ホワイトボードに書いて説明し始めました。
書くスペースがなくなったので、文字を消そうとしたのですが、消えません…。
刺青のごとく、ホワイトボードに刻まれてしまいました。

このホワイトボード、真ん中から左右に開くと内側が黒板になっています。
再び、仕方がないので黒板を使って文字を書いて説明しました。
すると、向かって左側の黒板の留め金が外れて落下。
半分使うことができなくなってしまいました。
ロシアではハプニングがつきものですね。

漢字を書いても通じないことはわかっているのですが、文字を書かないと何の説明をしているのかわからなくなってしまいますからね。
私自身が…。

もちろん、通訳はロシアに精通しているM氏が。
前半の気功の理論についてはみなさん理解されているようでした。
もちろん、難しい話は全くありません。

そして、後半は気功を実際に練習します。
部屋を移動しての練習が始まりました。
中には動きやすい服装に着替える人がいました。
気合の入りように見ていて嬉しくなりました。

練習は終始良い感じで進みました。
気場も非常に良かったです。
周りが自然に囲まれているためか、参加者の気持ちが落ち着いていたためか、理由はわかりませんが、本当に楽に、良い感じで練習ができました。
練習がうまくいったからどうか、それに言葉はいりません。

練習が終わると、多くの人が不思議そうに自分の手を眺めたり、楽しそうに手をさすったりしているのですから。
また、多くの人が

  • 身体があたたまって、ものすごく楽になった
  • 気持ちが良く、元気になった

というのを感じていました。

一人一人が気功を練習することで、自分自身が健康でいられることがまずはスタートラインと言えます。
治療家自身が健康を害してしまっては、患者さんが困ります。
今回の講義は、まだまだ深い所に入っていくには時間がかかりそうですが、「気功に触れ、どういうものかを体感する」という目的は果たされたと言っていいでしょう。

健康のために気功を練習してみたいという方はぜひ気功教室に参加してくださいね。
9月28日(木)13:00~14:30、初めての平日開催です。
土曜日もやっていますので、そちらも確認してくださいね。

イカ墨のリゾット。塩分が多すぎる感じは否めませんでしたが、かなり美味しかったです。

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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