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ある日、北京で魚を食べた時のこと…。

にーはお!ひいろです。
今日、アップルストア代理店で破損したiPadを見てもらってきました。
割れたのがカメラ付近だったので、もともと強度が弱いのかと思いましたが、そうではなかったようです。
やはり、持っただけでは画面は割れないとの見解を頂きました。
お店の方も、AppleCareセンターの方も親切に対応して下さりました。
お陰様で、無償で交換してもらえるそうです。
それまで、iPadが手元にないのは不便ですが、数日のことなので我慢します。
実際に行って色々話をすると勉強になりますね!

さて、北京留学中のお話です。
ある日、お茶の先生の家で夕飯を食べさせて頂きました。
浙江省杭州出身の先生はお料理が上手です。

その日は、魚料理もありました。
ただ、美味しかったのですが、小骨が多い魚でした。
のどに刺さったり、歯に挟まったり、時にはほっぺの内側に刺さってしまうこともあります。
この時は、右下の一番奥の歯茎に刺さってしまいました。

なぜか料理の名前が「日本豆腐」と言います。外国人が日本料理を誤解しているとしか思えません…。北京ではけっこう人気のお料理です。味についてですが…、ぜひ現地で食べてみてください!!

実は、骨の刺さった場所、21歳の時に親知らずを抜いた後、しばらく塞がらなかった場所です。
大学卒業前に親知らずを全て抜くことにしたのです。
卒後、仕事をしているとなかなか歯科に行くことができないと思ったかです。

そこで、明治鍼灸大学の附属病院の歯科に行きました。
怖気づいた僕は、一回目の手術の時に1本しか抜歯しなかったため、二回目の手術の時には一度に3本抜歯しなくてはなりませんでした。
最近では、2本以上抜歯する場合は入院するそうですね。
弟は抜歯する時に入院していました。

それを僕は、外来で3本一気に抜くという狂気の沙汰としか言いようのない行動に出てしまったのでした。
ホントね、超つらいです…。
歯の根っこが鼻の仲間で到達していたようで、夜中に鼻血が出るし、痛み止めは全然効かないし。
お陰で、一週間で3㎏痩せましたよ。
僕は後にこれを「抜歯ダイエット」と命名しましたが、絶対にお勧めしない方法です…。

説明しますと、通常、一回目は左の上下、二回目は右の上下というように手術をしていくそうです。
そうすれば、左の上下を抜歯しても、右側で物を噛めます。
抜歯当日、先生に「上下行こうか(抜こうか)?」と言われ、すっかりビビってしまいました。
その日、心の準備はあくまでも1本だったのです。
今から思えば、甘すぎますよね。

そのため、二回目の手術は3本一気に行かなくてはならなくなりました。
そういえば、三本抜歯した日に、懇意にしていた方にお寿司を食べに連れて行ってもらいましたが、もう拷問としか言えませんでした。
抜歯したから食事できないと言えなかったので、前歯で2~3回噛んでお寿司を飲み込みました。
味がどうだったか、というよりも頑張ったことしか覚えていません…。
そういう訳で、抜歯した後も時々、疲労が蓄積すると炎症を起こして腫れることがありました。

それはそうと、魚を食べて小骨が刺さると気持ち悪いですよね。
家に帰って、鏡の前で奮闘してもなかなか抜けません。
まぁ、そのうち抜けるだろうと思っていたのですが、抜ける気配がありません。
これではらちがあかないと思い、近所にある地元の歯医者さんに行ってみました。
正直、地元の歯医者さんに行くのは怖かったのですが、勇気を振り絞って行ってみました。
ちなみに、北京の麦子店にある京客隆というスーパーの真向かいにある金美歯科(確かこんな感じの名前でした)です。
北京に住んでいた方は知っているかもしれませんね。龍宝大廈の側の京客隆ではないですよ。

歯医者さんに行ってみると、僕以外に誰もいません。
ますます緊張しますよね…。
先生が出てきて話をすると朝鮮族でした。
金先生といい、とても親切でした。

小骨が刺さったことを伝えると、診てくれました。
すると先生は言いました。

小骨…、ないよ…。

な、なに~?!(驚)
そんなはずはなく、ずっと刺さっているので気持ちが悪いことを伝えると、じゃあ、レントゲン撮って確認してみようね、ということになりました。
先生がレントゲン写真を見せてくれました。

なんと、そこには抜いたはずの親知らずの破片が残っており、十数年の時を経て、僕の口の中でニーハオしていたのです。
僕が小骨と感じていたのは親知らずだったのです。

実は、小骨が刺さったと思っていた場所の親知らずはなかなか抜けず、砕いて取り除いたのでした。
そのため、取り切れなかった歯根が残っていたのでしょう。
それが、十数年かけて少しずつ表面に出てきたのです。

この時、自分の生命力に感動しました。
数ミリ大の親知らずが残っていては具合が悪いので、取ることになりました。
普通に先の細い金属でカリカリやるのです。
麻酔なしで(笑)。

じゃあ、取るね。痛かったら言ってね。

金先生、そう言うとひたすらカリカリ。
でも、思ったより痛くないものですね。
まぁ、口の中血だらけしたけどね…。
そういうわけで、無事に小骨と思っていた歯根の破片が取り除かれたのです。

こんなに小さいですが、歯のかけらです。 小骨と同じくらい違和感がありました。

奥歯の後ろに米粒くらいの三角形の影が見えます。これが、今回の「真犯人」。

人の身体は本当に良く出来ているなぁ、というお話でした。
あなたも自分自身の自然治癒力を信じてあげてくださいね。

それでは、身体健康!!
再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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