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眼精疲労の予防法~簡単すぎてゴメンナサイ!!~

ニーハオ!ひいろです。
三歳の娘の頭を洗った時、シャンプーが目に入ってしまったので、顔にお湯をかけて「目をパチパチしてね」と伝えると、娘が手をパチパチと叩きました。
パチパチ違いです…。

さて、治療をしていて感じるのは、皆さんパソコンを使っての仕事の多いこと。
一日、7~8時間パソコンの前で作業をするのは日常茶飯事のようです。
そのような方の話をよく聞きます。

そして、意外だったのが、皆さん、特に対策をしていないのです。
せっかくなので、目の疲れを少しでも軽減できる、意外と知ってそうで、知らない人が多いので、私が効果的であると感じた方法をお伝えします。

パソコンで作業する時PC用のメガネを使っている人、意外と少ないようです。
眼精疲労を感じている患者さんに聞いてみると、皆さん使っていません。
実は、私も2年ほど前にブルーライトをカットするPC用のメガネを作りました。
一つは度が入っていないもの。
これは娘の破壊工作に遭い、粉砕されました…。

そして、もう一つは度が入ったメガネ。
最初の一週間ほどは使っていたのですが、作業の度にメガネを取り替えるのが面倒になり、使わなくなると、気づくと私の前から姿を消したのでした。

そして、つい二週間ほど前に、どこからともなく娘がこのメガネを持ち出してきたのです。
そう言えば、こんなメガネ作ったな、と思い使ってみました。
すると、次の日の朝、寝起きが非常にすっきりしているのです。

これは、メガネの効果か??と思い最近はPCを使う時はメガネを替えています。
やはり、寝起きが良いようです。

それから、スマートフォンを寝る前に見てしまう、あなた!!
夜、寝つきが悪くないですか??
もしくは、夜中に何回も目が覚めてしまいませんか?

実は、至近距離でスマートフォンを使うと目に負担がかかります。
以前、読んだ文献によると、画面の明るさと距離が目に対する負担を増やすというのです。
それならば、目とスマートフォンの距離を離せばいいのです。
それから、画面の明るさを調節すればいいのです。

本当は、寝床の近くにスマートフォンを置かないのが一番ですが、寝る前にスマートフォンを見てしまう方は、画面の明るさを最低限にしてみましょう。

私でさえ知っていたことなので、皆さん知っているかと思ったのですが、患者さんにこの話をすると、画面の明るさを調整する機能を知らない人がかなり多かったです。
知っている人からすると、なんだそんなこと、と言われそうですよね。

食べごたえがありました!!という次元を超えていました…。お店のすすめもあって、家族で山分けしながら食べました。店員さんが、ものすごく親切でした!

例えば、病院ではドライアイの人に目薬を処方します。
しかし、本来ならば、なぜ涙が出なくなり、ドライアイになるのか?という原因を解消する必要があります。

涙腺は副交感神経の作用で涙が出ます。
交感神経が興奮すると涙も出にくくなりますし、眼球や目の周りの血流が悪くなります。
慢性的にイライラすることが多く、夜更しが続くことが多いと、交感神経が興奮した状態になります。

そうしますと、目だけでなく、首、肩、背中、腰が凝りやすくなり、身体が固くなるので
寝ても疲れがとれない、ということにもなってきます。
血管が収縮するので、血の流れが悪くなり、筋肉が固くなりますよね。

ですから、目の症状が慢性的に続いているということは、もうすでに、それは全身症状の一部でしかない、と言っても過言ではないのです。
特に、肝臓は身体の右側にあるので、右目の症状は肝臓と関係することが多いようです。

ちなみに、こういう話をすると「いえ、血液検査は全く異常ありません」と言われる方がいます。
現代医学の検査は、数値が高過ぎや、低過ぎた場合は○○が悪いですね、となります。

しかし、どんなに体調が悪くても、検査結果に異状がなければ、老化や更年期、ストレス、ひどい時には「気のせいです」と言われてしまいます。
「黒(病気)」か「白(健康)」ではなく、非常に広い「グレーゾーン(亜健康:病気ではないが、健康でもない状態)」に対して対処できるのが中国医学のすごいところだと思います。

現代社会において、成人のほとんどが「グレーゾーン」にいるようです。
ですから、「肝臓がくたびれている」と表現するのが適当かもしれませんね。

肝臓がくたびれている方の右の背中の真ん中あたりはパンパンに張っています。
コリを感じることもあれば、背中が重苦しいと表現する人も少なくありません。
じっとしている時に右の背中が、重苦しくて痛い、という感覚がある場合は、かなり肝臓に負担がかかっている可能性がありますよ。
おそらく、疲れ目、文字がぼやける、目が痛いなどの症状もあることでしょう。

ちなみに、中国医学では肝臓と目は密接であると考えます。
また、血が充実しているために、目がよく見えると考えます。

23時から1時は胆経の時間です。
1時から3時は肝経の時間です。
ですので、寝る時間が遅く、夜型の人は胆と肝臓に問題を起こしやすくなります。
寝不足が続くと血を消耗するので、肝臓がくたびれてきますし、目が疲れやすくなります。
さらに、長期的にストレスを感じていても肝臓に負担がかかります。
このような背景で肝臓と目は疲れてきます。

そういうことで、目薬をつかっても症状が改善されないことがわかると思います。

話をまとめますと、

・PC用の眼鏡を使いましょう。
・スマートフォンの画面の明るさを調整しましょう。
・早く寝ましょう。

という3つのことで目の疲れがかなり改善するはずですので、ぜひ試してみて下さいね。

そういう訳で、今週も頑張ります!!
再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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