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親子は似る。~体質、病気、そして感情~

ニーハオ!ひいろです。
妻の漢方薬のストックがなくなるので作ります。
漢方薬は面白いのですが、当帰を12g、芍薬を6g…と選んで測るのは性格的に合っていないようです。
このプロセスは正直、めんどくさいです…。
さて、日色鍼灸院にはご家族で受診されている方が少なくありません。
親子似ている、というのは遺伝的に見たら当たり前のことですが、目が似ている、鼻が似ている、口元が似ているというのはよく言います。

私の場合、治療をする関係上、お腹や背中を見ることが非常に多いです。
うつ伏せで腰を治療する時に、「お母さんと同じシルエットだな」とか「膝裏からふくらはぎが同じだな」と感じることがあります。

ちょっとマニアックで気持ち悪くてすみません…。

それから、以前中学二年生の女の子が来院された時、その子のお父さんと足の形が同じだったので「パパと同じ足の形をしているね。やはり親子は似ているね」とお話しました。
後日、その子のお父さんが来院された時に娘から「それだけは聞きたくなかった」と言われたと教えてくれました。
多感な年頃の女の子に言っては不味いことだったようです…。

私の場合、弟と顔も声も見ているため、日色鍼灸院に予約の電話をされた患者さんによく間違われます。
時々、年配の患者さんには院長先生だと思っていたら弟先生でしたか!と言われることもあります。
中には2人とも似ているからまぎらわしいと言われることもあります(笑)。

もし、電話する機会がありましたら、どちらが出たか当てて見て下さいね。
まれに私が出ることがあるので、そうなるとかなりやっかいですよ。

ステーキよりも断然ハンバーグが大好きです!!!

問診の中で、「家族歴」というものがあります。
家族に糖尿病、心臓病、がんなどの病気になった人はいないか、など病気や健康状態について知る上では重要な事項です。
確かに、家族の中で遺伝的になりやすい病気はあると思います。

しかし、最も重要なことは生活習慣が似ているということでしょう。
小さい頃から濃い味付けのものを食べる習慣があったとします。
小さい頃に身についた味覚を変えるのは非常に難しいと思います。

私が子供の頃、近所に麦茶に砂糖を入れて飲む家がありました。
子供ながら、「なんなんだ!!この美味しい飲み物は!!」と感じたものです。
母に、うちでも甘い麦茶を飲みたいと言うとその瞬間に却下されました…。

おそらく、麦茶に砂糖を入れるということは、かなりの甘党ということが考えられます。
そうなると、甘いものを食べる習慣が自ずと養われます。
これは、甘いものが身体に悪いという話ではありません。
常に甘いものを食べる習慣が身についていることが問題なのです。

そういう人は、環境的に糖尿病になりやすい生活をしてしまう可能性が高くなるでしょう。
結果として、病気になった親と同じものを食べているので、子供も同じような病気になってしまうのです。

「遺伝」の問題というよりも「生活習慣」の問題であることが考えられるのです。
別の言い方をすれば「嗜好が似る」と言えるでしょう。

結果として、同じ病気になりやすいのです。

それから、科学的な話ではないのですが、親の感情やエネルギーの影響を受けてしまうことが病気の原因になると考えています。

4年ほど前に来院されていた喘息のお子さんがいました。
何かあるとすぐに体調を崩し、喘息の発作が起こります。
治療をして順調に回復してきたと思うと、再び体調を崩します。

それの繰り返しです。

お母さんは外国籍ですが、日本の生活が合わないと言われていました。
むしろ、日本を離れて暮らしたいとまで言われていました。
夫婦仲もあまり良くないようでした。

お二人で夏休みにハワイに1ヶ月療養しに行って帰ってきた時のことです。
ハワイの生活は本当に楽しかったです!

気持ちも楽だし、気候も良いし。
息子の体調も非常に安定していました。

と言われていました。

そして、帰国して今までの生活に戻ると、再び喘息が発症したのです。
このお母さんを見ていると常にイライラしていて、焦る感じを受けます。
これでは、お子さんの病状も回復しないでしょう。

家族でも恋人でも友人でも会社の上司・同僚でもいいのですが、相手がイライラしていると自分まで落ち着かなくなるような経験をしたことがあると思います。

これが、負の生体情報の影響を受けるということです。

エビデンスなんてありませんし、科学的ではありませんが、確実にそのような経験をしたことがあるはずです。言語化できない感覚ですが、体調不良や病気になる原因と感じています。
会っただけで元気になる人もいますよね??
目には見えない不思議な感じですが、どうやらそういう世界もあるようです。

たぶんですけど。

そういう訳で、頑張ります!!

生活愉快!!
再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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