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妊娠中の便秘と腰痛。鍼灸治療と養生がいいですよ。

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
明日から6月。
今年もやってきました東邦大学看護学部大学院の授業の日が。
来年から産前、産後のケアの新見解、新知見が加わり講義の内容がより盛りだくさんになることでしょう。
まだ、講義内容を考えていないですけど…。

この一年でのべ300人の妊婦さんと産後のママさんの治療をしたことでバージョンアップできたと思います。
なにより、娘が生まれたのは大きいです。
妊婦さんの治療は本当に楽しいです。
希望にあふれていて、僕もワクワクします。
ついつい話し込んでしまうことも少なくありません。

先日、来院された妊婦さん。
腰痛と便秘で悩まれていました。
話を聞くとアイスを毎日食べているとのことでし。
つわりの時期は食事ができなかったので、アイスで栄養補給をしていたそうです。
食事がのどを通らないから氷を食べる妊婦さんもいます。
毎日、かき氷を食べてました!という妊婦さんも。
お願いだからやめてください(笑)。

手足は冷え、冷たい汗をかいています。
これは中国医学的には、体内に冷えと湿気があると考えます。
冷えと湿気が体内にあると腸の動きが低下し、お通じが不調になります。
しかも、ウサギのコロコロウンチなので排便時に痛みが伴います。
骨盤も歪んでいましたが、何よりも腸の動きが悪いため、腰の筋肉もカチカチになります。
これではかなりつらいですよね。

しかも、便秘のため、食物繊維をたくさん摂るためにトマト、キウイ、サラダ、ヨーグルトを毎日せっせと食べていました。
これも、お願いだからやめて下さい!とやめてもらいました。
そして、4日後に来られると、腰痛の場所が変わり範囲がせまくなり、ウサギのコロコロウンチも良くなり排便時の痛みがなくなったとのことでした。
生活習慣を改善し、身体を調整すれば必ず良くなります。
なぜなら、回復する力、元気になる力を必ず持っているからです。
僕はそのお手伝いをするだけです。

ただ、食べ物、運動、休息において、何が良くて、何が悪いかがわからないだけです。
情報が氾濫している現代社会において、良かれと思ってやっていることが逆効果なことが少なくないようです。
僕は方向性を指し示すだけです。
あとは自分自身で歩くだけです。

いつもお伝えしていることですが、「妊娠⇒出産」で終わりではありません!
出産してからがようやくスタートです。
そうです。
育児が始まります。
授乳はママしかできません。
僕は何度も自分のおっぱいを娘たちに吸わせようとしたことがありますが、残念ながら吸ってくれませんでした…。
授乳期のママのおっぱいからは特別なホルモンが出ているため、赤ちゃんはそのにおいを感じ取って口に入れるそうです。
パパにはできない、ママだけの特権なのです。
何回やっても吸ってくれませんからね…。
すみません、ここは余談というか個人的な不満というか、愚痴でした。

ここで、中国医学から見た冷えるものをご紹介します。
参考にしてくださいね。

冷えるもの

  • スイカ
  • メロン
  • トマト
  • サラダ
  • きゅうり
  • なす
  • アイス
  • かき氷
  • ビール
  • そーめん
  • ヨーグルト
  • そば
  • こんにゃく
  • ゴボウ
  • バナナ

など

ツッコミどころがいくつかあったと思いますが、まじめにアイスやビールが冷えると認識していない人がいますからね。

ところで、乳腺炎の時にゴボウ茶を飲むみたいですが、おっぱいは炎症起こしているかもしれませんが、内臓が冷えていることがほとんどなので、飲んでも効くとは思えません…。
そのためか、ゴボウ茶を飲んで乳腺炎がよくなったという方に会ったことがありません。
僕はですよ。

これから暑い季節がやってきます。
今から身体を冷やさないように気をつけて過ごしてくださいね。
そして、元気な赤ちゃんを産んで下さいね。
赤ちゃんはものすごくかわいいですよ!

それでは、再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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