ニーハオ!ひいろです。
この季節、炭酸水がものすごく美味しいです。
もちろん、常温ですよ。
あのシュワシュワ感がたまりません!!
先日、患者さんから聞いて驚愕したことがあります。
出産数か月で授乳期の女性が、早く妊娠前の体重に戻したいので晩御飯を抜いていると言うのです。
本当に卒倒するかと思いました。
はっきり言って自殺行為ですよ。
これはお母さんにとっても、赤ちゃんにとっても良いことは一つもありません。
当たり前のことですが、赤ちゃんがおっぱいを吸うことで母乳が分泌されます。
乳首の先には「乳中(にゅうちゅう)」というツボがあります。
乳中は胃と関係する経絡のツボなので、刺激されると胃の働きが良くなります。
胃の働きが良くなると食欲が出るので、食事をすることで母乳を作るのに必要な気と血を産生されます。
また、食事をすることで、母乳がしっかりと出るようになります。
ですから、食事の量を故意に減らしてしまうと
・お母さん
食事の量を減らす
⇒栄養足りない
⇒身体が飢餓状態になるので代謝が下がる
⇒疲労蓄積
⇒代謝が下がる
⇒痩せにくくなる
⇒首、肩、腰カチカチになる
⇒母乳の質と量の低下
⇒赤ちゃん病弱・赤ちゃん
母乳の量と質の低下
⇒栄養足りない
⇒よく泣く
⇒お母さんイライラ
⇒母乳の質低下
⇒赤ちゃん病弱
⇒お母さん看病
⇒お母さん疲労する
⇒母乳の質と量の低下
ということが起こってきます。
以上のような負のループに突入すると、自力での回復は非常に困難になります。
一度、赤ちゃんが病弱になると鍼治療、気功、手技療法で治療をしても最低数カ月はかかります。
体力を非常に消耗する産後の授乳期。
無理な生活をすると老化が早まる可能性が高まります。
中国医学では女性は7の倍数で身体が変化していくと考えています。
中国医学の経典『素問・上古天真論』の内容の意味として
7×2=14歳で生理が始まる
7×7=49歳で閉経する
と記載されています。
数年の差はありますが、おおよそ以上の通りに身体が変化しますよね。
中国医学のすごいところは人体についての「あそび」と言うか「誤差」を考慮しているところです。
だいたいこのような変化をたどりますよ、と言っていますが、老化が早い人では閉経がもっと早くに起こります。
40歳頃には閉経してしまう人もいます。
命を燃やして次の世代に新たな命を繋ぐのが生命の営みです。
しっかり授乳して育児をしていれば、脂肪は自然に燃えるので焦らないで下さいね。
無理をしている意識はないかもしれませんが、結果として無理なダイエットは自分自身がボロボロになりますし、赤ちゃんの発育にも影響します。
特に産後の数か月は、消化吸収しやすいものを食べると身体に負担がかからなくていいですよ。
肉と野菜たっぷりのスープは栄養が豊富なので内臓にやさしく、母乳が出やすくなるのでおすすめです。
お米はしっかり食べるといいですよ。
炭水化物をしっかり摂取すると、間食をしなくてすみます。
炭水化物を取らないと、お腹が空きやすくなるので、お菓子を食べてしまうことになります。
授乳中の乳製品、脂っこい食べ物の摂取はおっぱいのトラブルを起こしやすくなるので要注意です。
それから、ケーキなどの生クリーム系を食べ過ぎて母乳をあげると、赤ちゃんの顔にたくさんブツブツができてかわいそうですよ。
しっかりとごはんを食べて元気に育児に臨んでくださいね。
そういう訳で、本当にお願いしますので、授乳中にダイエットなんてやめて下さいね。
それでは、再見!!
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