こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
12月22日は冬至でした。
前の記事でもご紹介しましたが、一陽が生まれる日。
冬の養生①
一年で最も昼が短い日(北半球において)。
そして、何と言っても収斂されていた「陽気」が生まれる日であるということ。
生まれたての「陽気」はまだまだ未熟なので大切に育てる必要があります。
来るべき時に備え、養うべきエネルギーを養い溜めることが大切です。
これは欲しいもの買うために貯金をするのと同じことです。
例えば、10万円の刀を買う時、銀行の口座にある人はすぐに買えます。貯金がなければ買えません。
もし、お金がなくても仮想通貨を持ている人はそれを換金して買えばいいです。
全くお金がない人は貯金する必要があります。
お金が貯まったら刀を買えます。
冬至も同じです。
「陽気」を体内に蔵し、春に向けて「陽気」を養い育みます。
もし、陽気が弱く、体内に水が多ければ排水がでないため余分な水が溜まります。そして、春の気とともに水が鼻から出来てきます。
これが花粉症の一つの症状です。
かなりざっくりな説明ですが、症状がなく、快適な日常を過ごすためには陽気を養うことが必須です。
それでは、12月22日(日)のお天気を覚えていますか?
横浜は雨でした。
冬至の日に雷が鳴るとそれは陽気が収斂されていない現象なので、翌年の春は鳥インフルエンザなどの感染症が流行するそうです。
インフルエンザなどのウイルスも「気」の一種ですので、収斂されなければ暴走に似たような状態になるという訳です。
女性の更年期の時に起こるホットフラッシュや冬でも異様に暑がって汗をかいている人も陽気を体内に収めて保つことができずに漏れ出ている状態です。
これを専門的には「陽気の浮越」と言います。
自然界で起きることは人の身体でも起こります。
逆も然り。
人の身体で起きることは自然界でも起こり得るのです。
おそらく、横浜では雷は鳴っていなかったようなので大丈夫だと思うのですが、どうなるでしょう。
まぁ、最近は太陽の黒点活動が何日も見られないという日が続いており、一年を通してウイルスや細菌の活動が活発なようなのでよくわかりません。
次回は感染症と中国医学について書こうと思います(予定)。
何はともあれ、冬の養生は陽気をしっかりと養うことです。
夜更かししたり、辛いものを食べすぎたり、性行為をしすぎたりしないようにすることが冬の養生です。
実はつい2ヶ月前に『ウォーキングデッド』を夜更かしして見ていましたが、冬の養生としてはまずいです。
ようやくSeason8まで見終わったのですが、Season11まで出ていると聞いて、キリがいいのでお休みしています。
そういう状況なので最近はよく寝ています。
中国医学の基礎理論を事例と症例から学ぶ講座もありますので、興味のある方はぜひご参加ください。
そういう訳で、再見!!
【中医基礎理論講座】
- 経絡について
「経」と「絡」の違い
経絡と時間医学
何時に寝ると回復しやすい?
妊娠しやすい時間帯とは?- 六経について
「カゼの引き始めに葛根湯」にウソ
「今年のカゼは胃腸にくる」はウソ
「今年のカゼは鼻かぜが多い」の大ウソ
カゼの種類と症状、何が違うのか?- 病因・病機(病の成り立ち)
なぜ、病気になるのか?
病気の原因の種類- 治療
様々な治療法、なにが違うのか?
鍼と漢方どちらが効くか?
「近距離攻撃」と「長距離攻撃」の違いとは?
「刀」と「槍」はどちらが強い?
「誓約」と「制約」(『HUNTER×HUNTER』より)- 養生
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