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ロシア訪問記

ひいろです。
傳統醫學研究所日色鍼灸院のスタッフで箱根に来ています。
僕自身は16年ぶりの箱根です。
普段は横浜にいるので、騒ついたエネルギーの場にいますが、たまには思う存分に自然の気を吸収して、自分自身の身体を浄化したいと思います。まぁ、観光地なので多少ザワザワしていますが、空気がきれいです。山の中で気功や呼吸法をするとものすごくきもちがいいですね。

そこに広がるのは極寒の地…。ロシアに着くのが怖かったです。

さて、本題に入ります。
実は、昨年、あるご縁でロシアに行くようになりました。
中国ではなく、ロシアです。
僕の治療を受けたロシア人の患者さんからロシアに来て治療をして欲しいということで、昨年から日露友好のためにも微力ながら交流が始まりました。

まぁ、はじめはこんな話が本当にあるものか、と疑わしい気持ちで一杯でした。
ロシアにはビザがないと行けませんし、よくわからない国家ということもあるのか、僕の中でロシアのイメージが湧かなかったからでしょうね。
印象と言えば「プーチン大統領」、「ボルシチ」、「ピロシキ」、「モスクワ」、「KGB」、「システマ」しかありませんでした。プーチンさんは大統領ですが会ったことがありませんし、モスクワは首都ですが行ったことがありませんし、ボルシチとピロシキは食べたことがないので、結局わからないことしかなかったのです。

最初にロシアに行く話を頂いた時は冗談かと思っていましたが、度々お話を頂いたので、それならばこれは面白い、良い機会なので行くことにしました。

それでも、大丈夫かな?という思いはぬぐいきれませんでした。
「まさか!KGBが僕をはめようとしているのか?」と一瞬脳裏をよぎりましたが、僕のような民間人をどうこうしても意味ないですよね。

噂のボルシチ!でも、実はウクライナ料理です。器が食べにくい…。
もちろん、美味しかったです!

今回訪れたのはロシア連邦のタタルスタン共和国にあるカザンという都市です。
あなたはカザンという都市を知っていましたか?
少なくとも僕は行くまで知りませんでした。
「スタン」とは「国」といういう意味です。
「タタールの国」と言うのです。

実はカザンは、モクスワ、サンクトペテルブルクに次ぐ人口第三の都市です。
カザンの人口の52%がタタール人だそうです。
公用語はロシア語ですが、タタール人はタタール語を話します。
ただ、最近の若い人のタタール語離れも進んでいるそうです。
日本ではロシアだからロシア人とひとくくりにしてしまいますが、16人種細かく分けると40人種だそうです。

「ロシアには何しに行くのですか?」
と聞かれることがありますが、日露友好の交流です。
内容は治療と気功教室の実施です。
カザンにあるクリニックでカザンの人々を治療します。

ロシアの人々病気になった時の第一選択肢は手術のようです。
患者さんの多くが過去に何らかの手術を受けている人が少なくありませんでした。
裕福な人はドイツやイスラエルに赴き手術を受けるのです。

僕が治療をしたクリニックに来ている人は健康志向がかな高く、自分の身体に関心の強い人が多かっで、治療もしやすかったです。

ロシア人と言えばウォッカ大好きで、しばしば強いアルコールを飲むイメージがったのですが、最近は大酒飲みの人が減っているそうです。

ウズベク料理のレストランにて。「サラダ」というより「草」です…。

朝は六時半から気功教室をやります。
夜は八時からその日2回目の気功教室をやります。
通訳で同行して下さったM氏によると、基本的にはロシア人はかなり時間ルーズだそうですが、気功教室に参加された方々は、時間に正確です。10〜15分前には集合します。
皆さん、やる気十分でした。

正直、拘束時間が長く大変ですが、治療だけに集中することができるので、腕を磨くには最高の時間です。ドラゴンボールでいう「精神と時の部屋」みたいな感じなので、修行には最適の環境です。
また、普段会えないような社会的な身分の人にも会えるので、まるで大人の社会科見学です。
あ、「大人の」と言っても、エロ要素は全くありませんよ。

引き続き、日露友好交流をしていきます。

それでは、До свидания!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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