ニィハオ!ひいろです。
連休がついに始まりましたね。
次女が連休後半まで実家に遊びに行きました。
家がものすごく静かです。
さて、10年前に交通事故に遭ったことがある人や30年以上前に階段から落ちて意識を失ったことがある人が来院したことがあります。
忘れていたくらい時間が経っているので、もう完全に治っていると思っていませんか?
古傷は身体に「歴史」として刻まれています。
僕は17歳の時、高校卒業前になぜかキックボクシングを始めたのですが、スパーリングでハイキックもらってしまいました。
へッドギアをしていましたし、顔に蹴りがかすったくらいだったと思うのですが、一瞬目の前が真っ白になりました…。
(もちろん、その後はスタンディングダウンですが相手を左右のフックで仕留めましたよ。)
スパーリングが終わった後、嚙み合わせがおかしいことに気付きました。片側の奥歯が噛んでも嚙み合わないのです。
当時、家の近所にある接骨院に通っていました。
先生は元警察官で柔道7段。骨折や脱臼の治療で良くお世話になっていました。
先生のところに行き僕を一目見るなり、「なんだ?顎が外れているじゃないか」と言うのです。
完全に顎が外れていれば口を閉じることができないのですぐにわかるのでしょうが、そこまでではありませんでした。
先生は両手の親指にガーゼを巻いて僕の口の中に指を入れて顎の亜脱臼を治してくれました。
そして、二回目は19歳の時。ロンドンのクラブで西洋人が、テンションが上がったためかステージから飛び降り、別の西洋人に抱き着いたのです。
(二人とも男性です。)
僕は心の中で、外人はノリがいいんだな、と思いました。
僕もロンドンでは外人ですが…。
実はノリがいいのではなく、ケンカだったのです。
一人が手を振りあげて相手を殴ろうとしたのです。
振り上げた腕の肘の部分が僕の顔面を直撃しました。
ある意味パンチを喰らってしまったのです。
とろいですよね…。
17歳の時と同じで、噛み合わせがおかしくなりました。
顎も痛いし…。
仕方がないので家に帰ってから、柔道七段の先生が僕にやってくれたのを思い出して自分でやってみました。
夜中、家族が寝静まっているところ、ソファーに座って顎の関節をはめている僕…。
「パキッ」とも「ミシッ」にも似たような音がしました。
何とかうまくいきました。
極めつけは22歳の以前も書きましたスノーボードで転倒した時も首と顎を負傷しています。
大きなダメージはこの三回ですが、その他にも打撃を顔に受けました。
レントゲンやMRIなど現代医学では検出できないような、ご紹介したようなダメージが身体に残っているのです。
またその古傷をかばって新たな「身体の癖」を脳が覚えてしまうのでしょう。
その上、長時間のデスクワークや立ち仕事、同じ姿勢での作業が痛みやしびれの原因になっていると考えられます。
もちろん、それらは身体の緊張を生み、内臓の機能を低下させる影響を与えていることもあるようです。
ですから、古傷を回復させ、余分な身体の緊張を取り除き、身体が持っている機能が正常に働くように調整する必要があるのです。
そうすることで、身体が自然な状態を取り戻し、快適な日常生活が送れるようになると言う訳です。
ですから、病院の検査結果では見えないこともあるのだなと、患者さんの身体はもちろんのこと、自分の身体を通して感じています。
それでは、良い休日をお過ごしくださいね。
祝你黄金週快楽!!
再見!!
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