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【実家の猫が他界しました】二十四節気と月の満ち欠け

ニーハオ!ひいろです。
実家で16年一緒に生活していた猫が死にました。
キューピットという名前で、愛称がキューちゃん。

実は、この一週間ほど、祖母が気管支炎になり、目が虚ろで危険な感じがしていたそうです。
父方の祖母が亡くなる前に似ていたので、父はあまり長くないかもしれないと心配していました。
昨晩、キューピットが死んでから、祖母が息を吹き返し、元気になったそうです。

生前、白猫のキューピットは祖母に懐いていました。
祖母にうちわでバシバシ叩かれたりもしていましたが、祖母のことが大好きでした。
もしかしたら、キューピットが肩代わりしてくれたのかもしれませんね。

それから、私の5歳の次女は猫が大好きで、3歳頃から一人で実家の横須賀に泊まりに行ってしまうほど猫が好きです。
私と妻がいなくても全然寂しくないそうです。
オムツトレーニングの時も、一人でトイレに行けないと横須賀に連れて行ってもらえないよ、と伝えるとその日から一人でトイレに行けるようになりました。
かなりユニークな性格ですが、自立しています。
別の言い方をすると超マイペースです。

四人娘のうち、唯一出産の時に立ち会えなかったのが次女です。
私が中国に出張している時に生まれて来ました。
生まれてくる時もマイペースでした(笑)。

次女は、キューピットが死ぬ直前から息絶えるまでを見ていたそうです。
最初は死ぬとはどういうことかわかっていなかったようです。

今朝、死後硬直を起こしたキューピットを触り、最後のお別れの瞬間まで別れを惜しんでいたようです。
別れた後も大泣きしていたそうです。
娘も猫の死を機に成長したことと思います。
でも、家に帰ってきたら普通でした…。

ココイチのカレーと比べると戦闘力の差が歴然です…。

7月23日(日)は二十四節気の大暑です。
暑さが益々盛んになっていきます。

また、この日は新月。
中国医学では治療の際に、月の満ち欠けを重視します。
月が満ちていくにしたがい、気血が充実していきます。
その反対に、新月に向かって気血が消耗していきます。
ですから、この時は古くから患っている人、重症の人は要注意です。

満月の時、気血も充実しますが、邪気もそれに伴い充実します。
この時、「邪正抗争」といい、身体の中で良いエネルギーと邪気がぶつかり合うことで、症状が一気に表面化することがあります。
ですから、満月、新月、二十四節気の前3日ほどは体調を崩すことが非常に多いです。

普段の診療の中で、ほとんどの人が自然界の変化の影響を受けているようです。
天人合一、すなわち自然界と人は一つである、という中国医学の根底にある考え方からすると当たり前のことです。

当然のことながら、自然の流れに逆らわないことが大切です。

暑い時には、暑さを避けて過ごす。
寒い時には、寒さを避けて過ごす。
暗くなったら休み、明るくなったら活動する。
お腹が空いたら食べる。

普通ですよね。

現代人は、暑い時には身体を冷やし過ぎて体調を崩す。
寒い時には、温かくし過ぎて体調を崩す。
夜更かしするので、日中眠たいのでしっかりと活動できない。
お腹が空いていなくても食べ過ぎてしまう。

これでは病気になってしまいます。

自然の変化と自分自身の身体の変化に注意することで、今より少しでも元気でいられるはずです。

鄭俊江先生に言われたことがあります。

春になると木々は芽吹き、夏になると樹木は生い茂り、秋になると葉は色づき、冬になると葉は枯れ落ちる。
自然界で起きていることは人の身体でも起こっているのだよ。
陰陽五行を学ぶのならば、自然に目を向けることだ。
森羅万象。
よくよく観察しなさい。

常に影響を受け続けるのは、かなり酷と言えるかもしれません。
しかし、それも自然の摂理です。

中国医学は生命を知るためには本当に面白いです。
現代医学では見えないことがたくさん見えます。
そういうことで、この一週間はくれぐれも無理のないようにお願いします。

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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