English Page is HERE

「ご飯、食べましたか??」というあいさつ

ニーハオ!ひいろです。
今日は一日寒かったですね。
まさかのお天気でした…。

さて、吃饭了吗??
日本語風の発音だと「ちーふぁんらま??」
中国語風の発音だと「ツーファンラマ??」
これは「ご飯を食べましたか??」という意味です。
もう夜なので、きっと、食べましたよね。

実はこれ、中国式の挨拶です。
中国では、先生や友人に会うと、「吃饭了吗??」と聞かれます。

老師:吃饭了吗?(ご飯、食べたかい?)
ひいろ:吃了!您呢??(食べました!先生は食べましたか?)
老師:我也吃了!(私も食べたよ!)

これは日常的な会話です。
中国にいた頃が目に浮かびます。
それだけ、食事を大切にしている文化なのでしょうね。
食べるという行為は、生きる行為そのものです。

中国の東北料理「老虎菜」。パクチー、シシトウ、キュウリのサラダ。肉料理が最高に合います!!

病院で研修していた時のことです。
ある朝、遅刻しそうだったので、朝ごはんを食べずに病院に到着しました。
研修医から朝のあいさつをします。
もちろん、ここでもあいさつは「吃饭了吗?」です。
この時は本当に食べていなかったので、「没有(メイヨー:食べていません)」と答えました。
すると、研修医の一人が「ええっ?!食べてないの?!ここはいいから、早く食べてきなよ!!」と、あまりの勢いで、食べに行かないと収まらないような雰囲気でした。
結局、病院の門の入り口に食べに行ったのでした。
これは、さすがに極端な例でしたが、それだけ普遍的なあいさつなのです。

ところで、中国で中華料理を食べると元気になります。
中国で食べると本当に美味しいですよ。
それは、気候や湿度、温度、水質などが関係しているのかもしれません。
料理については、簡単に言うと「パワーがある」、もしくは「力強い」と表現したらいいのでしょうか。
食材はもちろんですが、作り方、そして、作り手のパワーも関係しているのだと思います。
中華料理は「火功」、すなわち、「火の加減」が命と聞いたことがあります。
強力な火の勢いを使って炒め物や揚げ物を料理していくのですから、食べ物の「気」が充実しているのでしょう。

先生から聞いた風水のお話があります。

家で火を使って料理をするということは、気が循環するので、家庭の中が温まり、家族の健康にもつながるのです。
家族が健康だと、外でも元気に仕事と勉学に励むことができるのです。
だから、どの方角にどういうものを置くというのは小手先の風水です。
家やお墓の風水がどれだけ素晴らしくても、心がダメなら、全てダメです。
真の風水は心にあります。

これを仏教では「万法唯心」と言うそうです。

「良い心」と「良い体」が人生において非常に大切なことなのですね。
あいさつのお話から人生の話になってしまいましたね。

たくさんご飯を食べて元気な毎日をお過ごしください!
それでは、再見!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

プロフィールの詳細はこちら

コメント

コメントする

目次