寒い時の超簡単な対策「風邪はどこから入るか知ってますか?」

こんにちは!
横浜中華街のひいろです。
寒い日が続いて、風邪を引いている人が多いようです。
鼻鍼やるとすごくいいですね。
日々進化した鼻鍼、以前より痛くなく(もちろん痛いけど)、より効果的な方法を編み出しました!これについてはまたの機会に譲るとして。。。

 

さて、風邪(カゼ)といえば、鼻水、鼻づまり、頭痛、寒気、発熱、食欲不振、便秘、下痢など、様々な症状を引き起こします。
中国医学的には風邪(ふうじゃ)は、「冷え」である「寒邪(かんじゃ)」に並んで症状を引き起こす原因の一つです。
「風邪」や「冷え(寒邪)」が経絡を滞らせることで、痛みやしびれなどの症状を起こします。
「風邪」は首と背中にある風門風府というツボから入るとされている。
ゾクゾク寒気を感じるのはまさに首筋あたりから背中の上あたりです。
だから「風」という字がつく。
いやぁ、すごい。古代中国人はよく観察していますよね。

 

寝ている時にサーモグラフィーを使って撮影している動画を見たことがありますが、窓から入ってきた冷気が首周辺に集まってくるのです。
ものの見事、冷気は布団と首の隙間に入ってきます。
これを「冷えだまり」というそうです。
寝ている時に冷える
冷えが原因で寝違えて、翌朝首が痛いということになることもあります。
中国語では寝違えのことを「落枕(らくちん)」といいます。
そこで、最近読んだ中国の養生の書籍の中に書いてあったことを自分なりに試してみました。

「風」という字、中国の簡体字では中が「×」になっていますが、なんとなく読めると思います。 要するに、首筋は冷やさないようにしましょう! 中国では3つの「首」を冷やしてはいけないと言うそうです。 「首」、「手首」、「足首」です。 「乳首は入らないの?」とボケたくなりたいあなた!! まじめな話、正解です!! 冬の寒い時、授乳中のママさん、おっぱい丸出しで寝落ちした結果、乳腺炎になってしまうという人が冬場は少なくないようです。 しまってから寝て下さい!!

 

まず、タオルを用意します。
長いタオルを長さが変わらないように半分に折る
それを首に巻くのですが、シャツやトレーナーの中にそのまま入れるだけです。
以上です!
簡単です。

 

のど元は開いている状態になります。
首の前で絶対に縛るように巻かないで下さい。
首が絞まってしまう恐れがあるのと、縛るように巻くと返って首と肩のコリが助長されることがあります。
本当にただ首に巻いて服の中に入れるだけです。

 

大椎」を温めることで冷えを予防することができるのです。
会社でクーラーがきつい時や暖房が入らない寒い部屋にいる時は首にタオルを巻いて予防に努めます。
もちろん、スカーフや中尾彬さんのように首にネジネジしたものを巻くのもありです。
中国人の先生が言っていましたが、最悪、なければ皮膚に直接大椎が隠れるようにテッシュペーパーをかぶせるだけでも大丈夫だそうです。
要は大椎を冷やさないようにすればいいのです。
大椎に一枚何かをかぶせることは、服を一枚着込むのと同じ作用であるというのです。

 

最近、娘たちがでかくなってきたので、6人で3枚の布団で寝るのが狭くなってきました。
そういう理由で、最近は三女と一緒に隣の部屋で寝ているのですが、この部屋がものすごく寒いのです。
寝る時にタオルを上述のように首に巻いて寝ると身体も暖かく、朝起きた時も首が冷えていません。
ただ首に羽織って服の中に入れるだけです。
何のテクニックもいりません。
本当に暖かいのでぜひお試し下さい。
そういう感じで冬を乗り切ってくださいね。
それでは、再見!!

 

【中医基礎理論講座】次回、1月18日(土)!!

  • 経絡について
    「経」と「絡」の違い
    経絡と時間医学
    何時に寝ると回復しやすい?
    妊娠しやすい時間帯とは?
  • 六経について
    「カゼの引き始めに葛根湯」にウソ
    「今年のカゼは胃腸にくる」はウソ
    「今年のカゼは鼻かぜが多い」の大ウソ
    カゼの種類と症状、何が違うのか?
  • 病因・病機(病の成り立ち)
    なぜ、病気になるのか?
    病気の原因の種類
  • 治療
    様々な治療法、なにが違うのか?
    鍼と漢方どちらが効くか?
    「近距離攻撃」と「長距離攻撃」の違いとは?
    「刀」と「槍」はどちらが強い?
    「誓約」と「制約」(『HUNTER×HUNTER』より)
  • 養生
    健康でいる方法、古代中国人の智慧

【日時】1月18日(土)15:15~16:45
【参加費】5000円
【定員】20名
【場所】山下町118-2廣東會館(2階か3階会議室の予定)
【申し込み】Facebookメール、もしくは045-228-9601までお電話でお願いします。

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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