【お知らせ】中医基礎理論講座、いよいよ今週土曜日となりました。

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
気付くともうすぐ9月も終わり。
時間の流れの早さに溺れないように気持ちを引き締めて参りたいと思います。

 

さて、いよいよ中医基礎理論講座が今週土曜日に開催されます。
実は、中医基礎理論を開講することになったのは、武術仲間のIさんが「素人でもわかる中医の講座をやってください」と言われたからです。
ちょっと面倒くさかったので断ろうとしたのですが(ごめんなさい(#^^#))、天の声が聴こえた気がしました。

 

「中国医学を学びたい人がいる今、それを断るのか!!中国に何をしに行ったのだ!!」と。

 

確かに中医学の入門書が多数出版されています。
しかし、内容を理解して日常生活で使えるものに出会えませんでした。
僕の理解力が乏しいというが第一にあるのですが、中医学の入門書は控えめに言っても敷居が高過ぎます。
そこで、僕自身が中国人の老師達から学んだことを日常生活で使えるものをお伝えしようと考えました。
臨床経験豊かな老中医がどのように日常的に中医学の知識を用いているかをご紹介したいと思います。
先日、ある方から「ひいろさん、鍼灸版の『拳児』みたいですね」と言って頂けました。中国で鍼灸、気功、漢方、養生、武術、中医文献、中国茶など様々な分野の有名、無名の実力ある先生方にお会いする機会に恵まれました。もちろん、僕の実力不足のため学びきれていないことも多々ありますが、学ばせて頂いたエッセンスを日本の皆さんにお伝えして、日々の生活に役立てて頂けたら嬉しいです。

 

最近、本当によく見受けられる現象として、良かれと思っていやっている習慣や治療法によって健康を損ない、今ある症状を引き起こしているということがあります。

 

帯状疱疹後の神経痛に悩んでいる患者さんが食欲不振、めまい、頭痛、身体のだるさ、手足のしびれで日常生活が送れないと治療に来られました。
最近は日に日に憔悴していっているとご家族から相談されたので、今飲んでいる薬について尋ねました。
薬について調べると食欲不振、めまい、頭痛、身体のだるさ、手足のしびれなど全て薬の添付所に副作用として書いてあったのです。
もちろん、僕は薬について飲んだ方がいいとか、悪いとかは言うことができませんので、事実だけをお伝えし、主治医と相談することをおすすめしました。
5日ほど経ってからご家族から連絡がありました。薬を止めてみたら症状が落ち着きました、と…。

 

世の中、マッチポンプと言いますか、自作自演と言いますか、理不尽と言いますか、不可解なことが多過ぎます。
だから、世の中の人々が中医学について少しでも知ることで元気な人が社会において増えるのではないか?と考えた次第です。
疲労している時はちょっとしたことでイライラすることでも、身体が元気だと寛容に受け止められる、もしくは受け流せるのではないでしょうか。
そうすれば人と人との間で余計な軋轢が生じることがなくてすむかもしれません。
世の中に健康な人が一人でも増えれば、社会が良くなると思います。
今回の講義は中医学の全体像を何となく捉えられれば良いと思います。

 

そして、講義の全体の目標として、

 

  • 「ちょっとだけ」「自分が」「元気になる」
  • 巷に溢れる健康法に騙されないように情報リテラシーを身につける。
  • 病院、鍼灸、整体などに行った時に見極められる目を養う。
  • 自分自身の身体に興味を持つ。
  • 自分自身で健康に取り組む。

ということです。

 

中医学を学ぶことで人を治療できるようになる、というのはもう少し先の目標になります。
自分の身体を他人任せにする時代は終わりました。
わからないことやおかしいな?と思ったら専門家に相談する必要はありますが、今の体調不良を「なぜこの状況が起こっているのか?」を考えもしないで丸投げするのは問題です。
ケガをしたら治してくれるのは自分自身の生命力なのですから。

自分の中にすでに存在する生命力を発見する旅に一緒に出掛けられれば幸いです。
遭難しないように頑張ります!

 

すでに今週土曜日なので、直前になりますが廣東會館の2階会議室を借りたので、あと100人くらい参加可能です(笑)。
直前になりましたが、中医学の世界をちょっとのぞいてみようかな、という方はぜひご参加ください。

 

【参加資格】中国医学を学びたい人

【日時】9月28日(土)15:15~16:45

【参加費】各回5000円

【場所】山下町118-2廣東會館2F会議室

【申し込み】Facebookメール、もしくは045-228-9601までお電話でお願いします。

※全3回ですが、単発の参加も受け付けてります。第2回11月30日(土)、第3回1月18日(土)。

 

最近、ブログが更新されないので、なぜですか?という質問をしばしば頂きます。
講義の内容を考えたり、勉強したり、論文書いたり、娘たちをマッサージしたり、一緒にバランスボールで遊んだり、歯を磨いてあげたり(4人)、と色々立て込んでいました。
10月は北京で学会があり、11月はつくばで特別講演があり、また更新が滞りそうな予感がしますが、引き続きよろしくお願い致します。

 

最後は言い訳のような感じになってしまいましたが、頑張って参ります。
そういう訳で、再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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