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【人生はよくできている】そのように思いました…。

ニーハオ!ひいろです。
今日から次女(5歳)が横須賀の実家に行きました。
治療院が終わってから弟が娘を迎えに行き、そのまま電車に乗って連れて行ってくれました。
親がいなくても一人で泊まりに行ってしまう娘はすごいと思います。

さて、私は小中高校と家から歩いていける距離で通学していました。
ですから、電車に乗る機会が非常に少なかったです。
そのためか、高校生になっても一人で電車に乗れませんでした。

電車に乗る時は、だいたい親と一緒でしたし、塾に行く時や遊びに行く時は友達と一緒だったので、一人で電車に乗ること自体ありませんでした。
本当に恥ずかしい話ですが、私自身かなり甘やかされて生きてきました。
家の手伝いもほとんどしたことがありませんでした。

1999年、18歳の春。

明治鍼灸大学に通うため、京都の山奥で一人暮らしをすることになりました。
家ではえらそうなことを言っていましたが、いざ一人で生活しなくてはならいとなると寂しくて仕方がありませんでした。

当時、大学から徒歩15分くらいのところにサンハイツという寮のような学校指定の場所に住んでいました。
入学前に、母と一緒に寮を下見に行き、その時に管理人さんから「今度こちらに来た時には、駅に着いたら車で迎えに行くから電話してくれ」と言われました。
本当に親切な大家さんだったので、母と安心して4月からの大学生活を始められると心躍っていました。

そして、京都の山奥の日吉という駅に到着しました。

言われた通り、管理人さんに電話をすると

ひいろ:今日からお世話になります、ひいろですが、日吉に着きました。
管理人:そう。着いたの。ご苦労さん。待ってるから。
ひいろ:えっ??どうしたらいいですか??
管理人:歩いてきたら15分くらいだから。
ひいろ:…。

 

外の世界を知らない超純粋培養の私にはこの対応にものすごく傷心でした(笑)。
洗濯機の使い方もわかりません。

もう、一人暮らしなんてできない…。
初日はそんな感じで弱音を吐いていました(笑)。

ものすごく甘ったれですよね。

弟が食べた豚レバーの麺。見た目ほど辛くありません。昨日の担々麺よりは美味しかったです。でも、何かが足りない感じがしました…。

人生、面白いもので、できないことができるようになるための試練がたくさん用意されているものです。
蘭州に行った時もそうです。

1950年代に建てられたレンガ造りのアパートは隙間風が吹き込みます。
外は-17℃。
日本語は全く使えない生活。
寒さと寂しさのため眠れない日が続きました。
少しずつ試練を乗り越えて段々とたくましくなっていくようです。

建物が古いのもあるのですが、周辺の電気、水道などのインフラ設備も老朽化しています。
風が強い日には枯れ木が電線を直撃して、突然停電になることもありました。

ある日、夕飯を食べて帰ってきました。
まだ7時前です。
これはたっぷり勉強できるぞ!!
そう思って机に向かった瞬間、突然の停電…。
もう何もすることがありません。
というか、何もできませんよね…。

仕方がないので、その晩はたっぷり寝ることにしました。

別のある日、食事をして帰ってきて、歯を磨いていると、突然の断水。
蛇口から聞こえる「コォォォ」という乾いた音が今でも耳に残っています。

今、当時を振り返ると面白い経験ができてラッキーでした。
こうしてブログのネタにできるのですから。

そういう訳で、人生、色々経験すると面白いですよね、というお話でした。
それでは、よい連休をお過ごしください!
私は修行に励みます!!

再見!!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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