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白露

今日は白露。
二十四節気の一つですが、ますます秋が深まっていく時期です。
白露になると思い出すのは、蘭州で修行をしていた時に鄭俊江老師に教えて頂いたことです。
「白露以降は半袖を着て肌をさらしてはいけない。露が付くから身体によくない」
秋は五行で言うと「金」に属します。
「金」は五臓では「肺」です。
だから、秋になると皮膚疾患や喘息、気管支炎のような呼吸器系の症状を訴える人が多いです。

また、夏の疲れが出始めるのも9月頃であることが治療をしていて、患者さんのお話を聞いていると感じます。
ですから、夏に冷たいものを飲んだり食べたりすることが多い人、クーラーで一日中身体を冷やしていた人などは9月以降体調を崩しやすくなります。

古代中国人は健康を保ために、四季の特徴とその過ごし方を研究していたのです。
さらに詳細を知りたい方は『素問・四気調神大論』を読むことをお勧めします。
今のような時代だからこそ、自分自身が主体で積極的に健康に取り組むことの大切さをますます感じることでしょう。

それでは再見。

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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