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疲れがたまり過ぎると身体は鈍くなる…。

こんにちは。
横浜中華街の日色鍼灸院院長のひいろです。
今日、生後一週間の赤ちゃんを治療しました。
うちの娘はもうすぐ三か月。
生後一週間の赤ちゃんに比べるとかなりでかいですね。
びっくりしました。

 

さて、最近スマートフォンを見る時間が増えています。
本当に便利で助かっています。
でも、気が付くとスマートフォンでネットサーフィンをやっている自分がいます。
やり過ぎると目が疲れ、首も凝ってきます。
疲労感のため、ネットサーフィンを止めます。

あなたもそのような経験があるのではないでしょうか?
患者さんにもこのような方が多数いるようです。

しかし、面白いもので、ある一定の疲労の蓄積を超えると、人は凝り感、疲労感を感じなくなるようです。
よくいるのは、首、肩、背中がカチカチで岩のようになっているにも関わらず、凝った感じが全然しない、という人です。
この現象は明らかに身体の感度が著しく鈍っているために感じなくなってしまっている状態と言えるでしょう。

もう何年も前の事ですが、冬の寒い時に60代の知人の女性とお話をしていました。
この女性は極度の肥満でした。
赤ら顔で、見るからに首、肩、背中がカチンコチンに硬くなっていました。
聞くと、高血圧でした。

しかし、肩こりを全く感じないというのです。

美容院に行くと必ず「何ですか?!この肩は!岩のように固いではないですか!」と言われるというのです。
それでも肩こりを感じないなんて、相当身体の感度が低下しているのだろうな、と思いました。

次の瞬間、女性は背中が痛いと言い出したのです。

寒い中で話し込んだので、背中が引きつってしまったのだろう、と思いました。

「○○さん、大丈夫ですか?」と声をかけると。
「イタタタ…」、女性は痛そうです。
近くに座って休んでもらうことにしました。
「大丈夫ですか?」と再び尋ねると。
「本当に痛い…。」と女性がかなりつらそうに、背中を気にしています。
「大丈夫ですか?!」、私は女性の背中をさすり続けます。
「もう、無理…。横になるわ…。」
そう言って、地面に横になった瞬間、激しくいびきをかき始め、強烈にひきつけ始めたのです。

様子がおかしい…。

鼻のところに手を当てると息をしていません。
すぐに救急車を呼びました。

結局、女性はそのまま帰らぬ人となってしまいました。
後で検死の結果を聞くと、胃に大量の血がたまっていたそうです。
おそらく、動脈瘤が破裂したのでしょう。

結果論に過ぎませんが、もしかしたらここまで悪くなる前に防げたかもしれません。

借金が膨れ上がってしまっては返済に苦労します。
負債が増え過ぎないように、チェックする術を知っていれば会社が倒産することを未然に防ぐことができる可能性が上がるはずです。

人の身体も同じです。
普段から自分の身体に目を向けることで、疲労がたまった状態に気づくことができるのです。

中医学の知識と方法を学ぶことで、あなた自身とあなたの大切な家族の疲労具合を知ることができるのです。
病院に行けば病気は治る、という考え方では自分の健康は守れません。
21世紀は、あなた自身の手で健康を築き上げる時代と言えるでしょう。

  • 胃腸の疲れ
  • 飲み過ぎ
  • 食べ過ぎ
  • 睡眠状態が悪い
  • 考え事が多い
  • 瘀血がたまっている
  • 疲労がたまっている
  • 寝不足……

これらの状態に気づくことができれば、病気の進行を待たなくていいのです。
もちろん、わかってはいるけどご飯が美味しくて食べ過ぎてしまうということもありますよね…。
ぜひこの機会に、積極的に自分自身の身体について学んでみて下さい。

再見!!

テーマ:「自宅でできる中国医学の診断法」
日時:2017年10月19日(木)13:00~14:30
募集人数:10名
参加費:3000円
会場:廣東會館4階日色鍼灸院
E-mail:hiiroitcm@gmail.com
TEL:045-228-9601

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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