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中医基礎理論講座のお知らせ

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
平成が終わり、令和が始まり、世界は動き続けています。
中でもモーニング娘。「絶対センター」と呼ばれた鞘師里保さんがBABYMETALにサポートメンバー加入というのは今年最大の事件かもしれません。
そう言えば、それに比肩する出来事が最近ありました。
先日、某テレビ局の番組の撮影をしました。
〇斗神拳にまつわる内容だったのですが、作品の中で〇オウは秘孔を4回ついているそうなのですが「実際にラ〇ウが使ったツボを打つとどうなるか?」という内容でした。
絶対に地味な結果になりますよ、とスタッフにお伝えしたのですが、それはそれでリアルでいいです、ということなので決行されました。
結果、地味すぎてカット…(時間の関係上との理由でしたが)。
出演部分がカットになるのでプロデューサーと監督が謝罪に伺いたいとの電話がありました(もちろん、丁重にお断りしましたが)。
だから、言ったのに、という結末でした(笑)。
そりゃあ、治療のたびに患者さんが爆発したり、吹き飛んだりしてたら治療になりませんよね。
もともとBSプレミアムはうちのテレビでは見られなかったのでどちらにしても見られませんでした。
番組は7月下旬に放送予定だそうです。

 

さて、久しぶりに養生講座を開催することになりました。
『中医基礎理論』講座!!

 

日色鍼灸院に来られる方は病院に行っても良くならず、中には検査しても不調の原因がわからない人がほとんどです。
患者さんからは「生活習慣について指導してくれるのが本当にありがたいです」と言って頂けます。

  • 生活習慣は変えたくない!
  • 12時前に寝るのなんて無理だ!
  • ビールとハイボールはストレス解消だからやめられない!
  • 冷たいものは暑いんだからやめられない!

という人も中にはいますが、そうおっしゃる方は生活習慣なんて関係なく治してくれる凄腕の先生のところに行って頂ければと想います(笑)
まぁ、良くなってもまた必ず再発するでしょうけど。
だって、結果を生み出している原因が取り除かれないのですから、それは当然再発します。

 

統計を取った訳ではないですが、現代人の不調の原因の80~90%くらいは生活習慣によるものだと想います。
中には良かれと思って取り組んだ健康法が返って体力を消耗し、症状を悪化させている人が少なくないことに気づきました。
結局、今ある症状が「自作自演」で起こっていることが少なくないのです。
せっかく健康になりたくて行動しているのにそれではもったいないと思います。
それならば、中国医学的に見た健全、健康な状態はどのようになされるのか?を学んで頂くことがいいだろうと思ったのです。
〇〇には△△が良い、という単純なものではなく、古代中国人が積み上げてきた生きる智慧そのものですをご紹介します。
ですので、その場だけのテクニックや小手先の技ではありません。

 

当院には生後半年経たない赤ちゃんから90代の方まで来院されています。
だから、20代から50代まで頻繁にお酒を飲む機会が多いと心臓病になったり、睡眠時間が毎日4時間だとガンになったりするのか、というビッグデータ、と言えるほどではないかもしれませんが、そういう傾向があることを臨床的に患者さん自身から「教えて頂いています。そもそも、不摂生が続くと生命エネルギーが枯渇してしまう恐れを古代中国人は2000年前に書かれた『黄帝内経』の中で言及しています。

 

病気になってからでは遅いのです。
会社の経営も、夫婦関係も、友人関係もなんでもそうですが、悪化してから立て直そうとすると時間も労力もかかります。
健康も同じです。
病気になってから取り組むようでは遅すぎます。
もちろん、病気になって初めて健康のありがたみがわかるというものですが。
病気になったら病院に行けばいいと思っていいる人がいまだにいることに驚きを隠せないのですが、社会保障がいつまでも安泰だと思っている人は要注意です。
年金が足りないという話が出ていますが、そんなことはみんな薄々気づいていたはずです。

 

ちなみに、2017年の医療機関に支払われた費用、国民1人あたりの費用が33万3千円。
75歳以上の医療費、一人当たり94万円2千円とのこと。
朝日新聞昨年度の医療費、過去最高42.2兆円 2年ぶりの増加

厚生労働省は21日、2017年度に医療機関に支払われた医療費の速報値「概算医療費」を発表した。前年度より9500億円増え、42兆2千億円となり、過去最高を記録。国民1人あたりの費用も、8千円増の33万3千円で最高となった。いずれも2年ぶりの増加となる。

概算医療費は、医療保険給付費と公費、患者の自己負担分の合計。労災や全額自己負担となる治療費は含まない。約1年後に確定値として公表する「国民医療費」の約98%に相当する。

費用増加の主な要因は、75歳以上の後期高齢者の医療費が伸びたこと。75歳以上の費用は前年度から6800億円増の16兆円で、全体の増加分の7割超を占めた。3年前と比較すると1兆5千億円増えており、国民1人あたりで比較しても75歳未満の22万1千円に対し、75歳以上は94万2千円と4倍以上の金額となる。厚労省の担当者は「高齢化や医療の高度化を要因とした増加傾向は、しばらく続く」とみている。

また、厚労省は同日、16年度の国民医療費も公表した。保険診療の対象となる治療費の推計で、健康診断や予防接種などの費用は含まない。

15年度から2263億円減り、42兆1381億円で、国民1人あたりでも1300円減の33万2千円だった。高額な医薬品の価格引き下げなどで10年ぶりの減少となった。

年齢別では、65歳以上が25兆1584億円で全体の59・7%を占めた。そのうち75歳以上が15兆3796億円で、前年度から2167億円増加した。(西村圭史

どうやったらこんなに医療費がかかるのか不思議でなりません…。

 

さらに、2025年問題というものが言われていますが、4人に1人が75歳以上になるまであと6年。
もうすぐ目の前のことです。

 

 

元外交官の原田武夫さんが言われていますが、社会保障、安全保障が近い将来なくなる時が来ると。
保険がなくなるから、病院ではカゼの治療に数十万円かかる時代がもうすぐ到来すると。
この話を大学の先生、患者さんに話すとほとんどの人が「そんなぁ、保険がなくなるわけないですよ(笑)」と信じません。
高齢者は増え、少子化が進み続ける日本。
財源ないですよ。
だから、「カゼを引いたら病院に行く」という考え方から「カゼを引いたということは身体が疲れているのだから内臓を休ませて、しっかり休もう」という考えになる必要があります。

 

生活習慣を見直すことで今より生活の質が上がるはずです。

  • 朝起きてトイレに行ってスッキリ!
  • 水を一杯飲んでも美味しい!
  • うんちが出てスッキリ!
  • オシッコが出てスッキリ!
  • 朝ごはんが美味しい!
  • 夜寝床について、布団にくるまって幸せだなぁと実感
  • 誰よりも早く起きた娘が扉を開けて抱きついてきてくれる幸せを感じる
  • 食後の一杯のお茶が美味しい!
  • 風呂から上がって身体を拭いている時に生きてるなぁと実感
  • 訪れたラーメン屋さんが感動的な美味しさだった時
  • お腹ペコペコで食べるインドカレーの美味しさ!

なんだか、寝たり、食べたり、飲んだりしてばかりのような気がしますが、健康でなければ感じられない感覚です。

ご飯を美味しく食べたくありませんか?
トイレに行ってすっきりしたくありませんか?
ほとんどの人がなぜ今の不調が起こっているのかを知らないだけです。
人生、もっと元気に楽しく、幸せに生きられるはずなのに、と想います。

 

病院に行けばなんとかなる

病院に行けば治してもらえる

 

もうそろそろその幻想は終わりにしませんか?
自分自身の身体について知り、実践するだけです。
少なくとも自分と自分の家族、友達が元気でいられるための智慧を学んで下さい。
様々な健康法が氾濫している今の時代だからこそ情報リテラシーが大切です。

 

鄭俊江老師に言われたは「『中医基礎理論』をやりなさい。」でした。
廖赤陽教授には「気功と『中医基礎理論』でかなりのところまで対応できる」と。

 

ただ、教科書は本当に面白くないです(笑)。
学生の時に何回読んでも、わかったような、わかってないような…、という感じでした。
そういうことで、今回は臨床と実践から理論を読み解く講座にしました。
実生活での出来事や症例を紹介しながら中医基礎理論を学んでいきます。

 

主な内容としては以下の通りです。

 

  • 総論
  • 陰陽五行
  • 蔵象
  • 気血津液
  • 経絡・六経
  • 四診
  • 病因・病機
  • 治療
  • 養生

細かく講義を進めていくと全10回くらいになりそうですが、さすがにそこまでは求められていないと思うので全3回くらいで終わるようにやりたいと思います。

一回目は総論です。
中国医学の全体像をとらえて下さい。

 

二回目は陰陽五行を中心にご紹介します。
特に陰陽論については病気、健康、養生、治療だけでなく、恋愛、家庭、仕事にも応用が利きます。これが理解できないと中国医学はもぬけの殻です。
蔵象は臓腑について中国医学独特の考え方を、症例を見ながら学びます。

 

三回目は気血津液、経絡・六経、四診、病因・病機、治療、養生などについてご紹介します。

 

【参加資格】中国医学を学びたい人

【日時】9月28日(土)15:15~16:45

【参加費】5000円

【定員】20名

【場所】山下町118-2廣東會館4F
傳統醫學研究所 日色鍼灸院

【申し込み】Facebookメール、もしくは045-228-9601までお電話でお願いします。

※すでに定員の半分に達していますので、先着順とさせて頂きます。

長くなりましたが、ぜひご参加ください。
それでは、再見!!

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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