ニーハオ!ひいろです。
梅雨なのに、横浜では全然雨がふりませんね。
でも、梅雨前線が停滞しているためか、体調を崩している人がものすごく多いです。
さて、今年もあの日がやってまいりました!
年に一度、台湾から来日した道士様がお祓いに来てくださります。
7月12日、関帝廟で七星橋渡し神事が行われました。
七星橋渡し神事とは「橋を渡り、道士様に厄払いをして頂く儀式です」(横浜観光情報)
実は、日色鍼灸院が入っている留日廣東會館ビルが横浜中華街の中心的な存在です。
そこに私が、偶然にも鍼灸院を始めさせて頂けたのです。
そういうことで、日色鍼灸院もその恩恵を受け、一緒にお祓いして頂いています。
午前十時過ぎに、留日廣東會館ビルの一階でお祓いの儀式が始まりました。
10:50頃でしたでしょうか、普段は開かずの扉になっている非常用出口から道士様が日色鍼灸院の中に入ってこられました。
けっこうな音が出るのですが、事前に患者さんにお祓いのことをお伝えしておきました。
治療が終わって、待合室でお祓いの儀式を見終わってから帰られた患者さんもいました。
皆さん、喜ばれていたので良かったです。
数年前は、突然の出来事にものすごく驚かれていた患者さんもいました。
来年も、「道士様、お祓いに来られました」とお伝えするようにします。
道士様と言えば「幽幻道士」、「来来キョンシーズ」を思い出しますよね!
テンテン、スイカ頭、トンボ、チビクロ、ベビーキョンシー、金おじいさん、懐かしいですよね!!
ウィキペディアで調べていたら、ものすごくテンション上がってきました。
私の小学生時代は、ジャッキー・チェン、キョンシーで頭がいっぱいでした。
小学生の頃から今日に至るまで、中国から離れていない私は、ある意味ブレていませんよね。
ちなみに、キョンシーは「僵尸(jiāng shī)」と書きます。
キョンシーの額には呪符が貼ってあり、道士が動きを自在にコントロールする姿が劇中では見られます。
額の呪符がはがされると、動きを制限できなくなり、人を襲ってきます。
中国では、道士が修行の一環として、医学を修得ことがあります。
そのため、中国では「道教医学」、「道家医学」に関する書籍が出版されています。
また、道士は法術を使ったそうです。
例えば、昔は、遠く離れた場所で亡くなった人を自分の故郷や目的地に移動させるのは非常に大変だったでしょう。
ご遺体を移動させる手段として使われていたのが、道家によるキョンシーを操る法術だと言うのです。
他にも、道家の治療法として、腫瘤やできものがある病人の患部に呪符を貼り、マントラというのか、呪文を口にし、その呪符を樹木に貼ると病人は元気になり、その代わりに樹木は枯れてしまうというのです。
また、病人の「病気」を犬に移して、犬を森に放つと病気が治ってしまうというのです。
これらの話は鄭氏鍼法五代目継承者の鄭俊江先生から聞きました。
俊江先生は言われました。
このような話を聞くことはあるのですが、見たことがないと言う人が大半でしょう。
農村では日常的な話です。都会は活気が溢れ、にぎやかなので陽に属します。農村は静かで、夜は暗いので陰に属します。
霊や呪いといった類のものは陰に属します。だから、農村ではよく遭遇する出来事なのです。
ここにも陰陽論が身を潜めていました。
まぁ、以上の話はエビデンスなんてありませんし、鄭先生が私たち弟子をからかっていただけかもしれませんよね。
今日のお話を信じるか、信じないかはあなた次第です。
一足早い納涼話でした。
(劇終)
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