English Page is HERE

身体が調うと食欲が減る??

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
昨日は名古屋に行ってきたのですが、平日の新幹線は人がものすごく多いのですね。
いやぁ、びっくりしました。

 

さて、本日は「身体が調うと食欲が減る?」というお話です。

60代男性。
病院では尿酸値が高く、腎機能に問題があると言われていました。
薬を飲むように強く勧められていたのですが、ご本人が頑なに投薬治療を拒否し、鍼灸治療で何とかならないものか、ということで当院に来られました。
週に5回、ジムやプールに行って身体を鍛えているというのです。

結論から言うと、週に5日もジムやプールに行って身体を鍛えていたら、体調不良いいはずがありません(笑)。

 

なぜか?

 

多くの人、いや、ほとんどの人が運動はするが、回復することをしていません!!

尿酸値が上がるということは、肝臓と腎臓が疲れているということです。

また、この方はアイスや冷たいものをよく食べたり、飲んだりしていました。
中国医学から見ると、この方は内臓が冷え、気血が滞っている状態でした。

治療方針は簡単です。
内臓を温めて、気血の流れを良くしてあげます。
簡単すぎて、本当かな?と思いますよね。

でも、この簡単なことが出来ていない人がほとんどです。
ですから、無理をして運動を続けた結果、疲労が蓄積します。

運動し続ける先に、健康への道が待っているという思いを胸に、更に運動をします。
そして、ケガをし、身体の痛み、だるさなどの不調に陥る人が本当に少なくありません。

ですから、私の場合は体調不良を感じている方に、2週間程度運動量を減すようにお伝えします。
もし、週に5回運動をしているとしたら、1〜2回にしてもらいます。
その間、治療もします。
2週間後、来院した時よりも体調が回復すれば、体調不良の原因は運動のし過ぎだったということになります。

運動して、しっかりと身体の疲労を回復させないで、運動負荷をかけ続けるため、内臓疲労を起こすのです。
運動量を減らし、疲労が抜けると、身体が良い状態になります。

すると、こんなことが起こりました。

  • 甘いものを食べる頻度が激減した。
  • しかも、家族が驚くくらい。
  • 尿酸値も少し減った。

ストレスや疲労が蓄積すると、食べる量がコントロールできなくなる人がいます。
つまり、身体の感覚が鈍くなるため、食事の量がわからなくなるようです。

もちろん、エビデンスなんてありませんが、経験的にそのように感じます。

その証拠に、このような人を治療すると食欲が正常化するのでしょう。
食べる量が自然に減るのです。
以前、治療した方で、ストレスと疲労のためか、産後5年で25㎏太った人を治療すると、やはり、今まで毎日食べていたおやつの量が激減しました。

結論として、毎日ジムや運動をしていても健康になるどころか、病気をし、ケガをする可能性があるので、しっかりと自分自身の身体と向き合って、身体から発せられる情報に注意することが大切です。

それでは、好好休息!!
身体健康!!
再見!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

プロフィールの詳細はこちら

コメント

コメントする

目次