こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
来月は3回講義がありまして、同時に資料を作っています。
バンドの掛け持ちをしているミュージシャンや昔の漫画家が同時に数本の週刊連載をしている気持ちがちょっと理解できて、少し大人になった気がしています。
しかも、師匠に仰せつかり、先日書き終わった上海の学会の論文ですが、安心していたのも束の間。
師匠に
発表するための資料を作って、録画してね。
15分の持ち時間です。
とさらに仰せつかりました。
通信状況が悪くなることを見越して発表を録画にするというのは斬新ですね。
中国語で発表するの心理的負荷がかかりますが、ひいろは頑張る次第です。
さて、今回のオンライン中医講座は『中医薬膳入門』ですが、通常の薬膳のイメージというのは「〇〇の症状には□□を食べる」というものかもしれません。
そもそも、今ある症状がどのような原因で起こっているかを観察しなくてはいけません。
例えば、腰痛には虚に属する腎虚によるものかもしれませんし、肝気鬱滞や食滞など実に属するものかもしれません。
ですから、「腰痛には何を食べればいいですか?」という質問には答えにくいのです。
症状、体質を判断するために、中国医学では「四診」という方法で患者さん、クライアントの現状を分析していきます。
そのため、分析能力が低ければ、正しく相手の状態を把握することができないので、それに伴い処方すべき食事の選択ができないので、薬膳は効かない、と言うことになりかねないのです。
今回の講座の目的は、中国医学の原理を知り、自分自身の体質を理解し、食べ物がどのように身体に影響するのか?を知ることです。
「これだけ食べていれば大丈夫!」というものはありません。
- どのような状態で?
- 誰が?
- いつ?
- 何を?
という様々な条件が関係しています。
「今の身体の状態では食べない方が回復を妨げないですよ」ということも踏まえて美味しく食事をしたいですよね。
食事は人生の楽しみであり、生きることそのものと言えるでしょう。
食べ物を通して、中国医学を知り、ぜひ今より快適な身体を取り戻してください。
それでは、再見🙏
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