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知ってましたか?意外と知られていない健康法のコツ

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
先日の地震、何事もなかったでしょうか?
子供たちが激しい揺れを感じて、起きてしまいました。
心配になり隣の部屋から駆けつける時に、危うく足を挫きそうになりました。
というか、若干足の指を捻り、爪が2mmほど爪が剥がれてしまいました。
修行が足りないなぁ、と痛感しました・・・。

 

さて、自分自身の体と向き合う方法を今年の夏に編み出しました。
というと大袈裟ですが、あ、これいいな、と感じたのでご紹介します。

今ある症状全てが悪で、その症状を消すことが善であるという考え方が正義であるというのが今の医学であるように感じます。

 

ほとんどの治療家の方のそのような考えであると思います。
痛みがあるから痛みを消すために鎮痛剤を処方するのが病院の治療方針であるようです。
そのため、腰痛があるから何年も朝昼晩と痛み止め(消炎鎮痛剤など)を飲んでいる人がいます。
飲む方もそうですが、処方する方も処方する方です。

 

不快な症状は身体からの警鐘です。
「今のままではやばいので、どうにか早く生活習慣、現状を改善してください」というシグナルなのです。
それを無視して痛みを止めたり、眠れないから睡眠薬を飲んだりするのは何の根本的な解決にはなりませんよね?

 

ところで、中国医学には「不通則痛、通則不痛」(通じていなければ痛み、通じていれば痛まない)という言葉があります。
気の流れが淀みなく流れていれば身体は快適な状態でいられます。

そのためには自分の身体の状態を感じられることが必要です。
太極拳、システマ、気功でも自分の身体の状態、動きの質を観察、分析、そして、フィードバックしてトレーニングに活かします。

その第一歩としてできることですが、湯船に浸かることです。

え?そんなこと?

と思うでしょう。
それにはコツがあります。

  1. 身体を洗って、首まで湯船に浸かります。(温度は40〜41℃くらい。気持ちがいいと感じる温度で良い)
  2. その時、全身リラックスして、静かに深呼吸します。(鼻から吸う、吐くのは鼻でも口でも良い)
  3. そして、身体を感じます。すると、必ずほかよりも温度を感じやすいところがあるので、そこを感じます。

特に体の冷えている部分はお湯を熱く(あたたかく)感じるはずです。
夏はクーラーが効いている部屋にいることが多いのと、汗をかいて身体が冷えてしまう箇所があるようです。
時には、お腹がとても暖かく感じることがあります。時には、上腕の後ろ側(手の少陽三焦経)が冷えていることに気づきます。

時には指先が詰まっている感じに気づきます。

時には背骨に沿って暖かい感じがあります(あ〜、背骨が冷えているなぁ、と感じることも)。

手のひら、指先がジンジンすることもあります。

 

師匠によく言われたのは「私たちは三次元の世界に生きているのだから、この肉体を大切にして感じることが最低限の前提です」と。

ですから、自分の身体を大切にできない人は他人や世の中に優しくできるはずがない、と。

でも、最後は心の重要性を大切にします。
この絶妙な陰陽の循環こそが中国医学の真髄なのです。

 

入浴を通して、自分の身体と向き合うという練習、トレーニングです。

身体を感じで入浴すれば、20分湯船に浸かるということにはならないはずです。
映画を見ながら入る人がいますが、自分の身体と向き合っているはと言えないですよね。
それはまさに「わき見運転」と同じだからです。

入浴の目的によって方法は異なりますが、20分湯船に浸かるのが目的ならばいいのですが、1日の疲労を解消し、より良い次の日を迎えるための準備をするのならば、快適な入浴をしてみてはどうでしょうか?

 

ちなみに、中国医学では「汗は心臓の液」であると考えます。
体力があり、元気な人が長時間入浴するのは問題ないのですが、体力が弱っている人、疲労している人が長時間湯船に浸かるのは気血を消耗するので、お勧めしません。

 

身体と向き合うことでしか、身体の問題は解消することが難しいのではないかな、と痛感している今日この頃です。

そう言ったことを食べ物や食べ方の観点から身体を向き合う方法をお伝えするので、次回のオンライン中医講座『中医薬膳入門』です。
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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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