こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
11月4日(月)に北京から戻りました。
今回は世界医学気功学会に参加のため北京に行ってきました。
11月2日(土)は発表でした。
中国語で発表してきましたが、普段からあまり中国語を使わないので、かなり錆びついてしまっていた感じがしました…。
しかも、11月10日(日)はつくばで開催された日本東洋医学会の茨城県部会で特別講演ということでお声をかけて頂き、発表してきました。
2週連続で発表、ものすごくハードなスケジュールでした。
学校の先生は毎日何時間も講義をするのですから、本当にすごいと思いました。
本当に尊敬します。
世界医学気功学会は、中国、日本はもちろんのこと、スウェーデン、アメリカ、アルゼンチン、ニュージーランド、イタリア、フランス、オーストラリア、スペイン、カナダ、などの国々から200名近い人が参加。
気功の臨床的、理論的な研究、実践に取り組む人々が集まり、気功について熱烈な報告がされていました。
興味深かったのは、気功を中医学的な理論だけではなく、量子論、物理学に基づき研究している先生がいたということです。
さらには気功を練習することにより特殊能力を開発して患者さんを治療するという集団にお目にかかりました。
その気功集団の発表の際、会場から診断して欲しい希望者を募って登壇してもらいます。
気功修練をしている7人の弟子たちがスペイン人の女性を透視します。
特徴として、このスペイン人の女性はものすごく太っているのです。
2~3分、気功で透視をして次のように言いました。
「肝臓のあたりの気が滞っています。あなたは脂肪肝ですね?」
「いやいや、それ、透視しなくても一目でわかるやん!!(関西弁)」と心の中で、大声で突っ込んでしまいました…。
次の弟子が言いました。
「あなたは代謝がよくありませんね?」
「いやいや、それも見たらわかるやん!!(関西弁)」とまたしても心の中でツッコむ気持ちを押さえられない自分がいたのです…。
さらに、次の弟子が言いました。
「あなたの足には金属が入っていますね?それからお腹を手術したことがあるようです。」と。
これには会場も驚いていました。
理論的なことはよくわかりませんでしたが、術者が気を対象者に向かって発するとその気が対象者の身体の中を流れ、どこが滞っているのか、問題があるのかがわかるのだそうです。
さらに、気が対象者に入ることで自然治癒力が高まり、病気の人は癒されて元気になるのだそうです。
代表者の気功師は「特異功能(超能力)」と言っていました。
閉会式では北京中医薬大学の元学長だった高鶴亭先生が気功と「特異功能(超能力)」について推奨する姿には驚きました。
中華人民共和国において唯一の国立の中医薬大学の学長だった人物が気功と「特異功能(超能力)」について演説するのですから、中国の凄さを垣間見ました。
さらに北京中医薬大学の副校長を務めた終身名誉教授王慶国先生がいつの間にか学会の副主席になっていたので、ちょっと違う驚きでした。
僕の発表の時に座長を務めて下さったのは日本道観の早島妙聴先生と万蘇建先生でした。
万先生は21歳の時、初めて北京の研修に参加した際にお会いしました。弟子の方々の武術と気功に圧倒されたのを覚えています。その後、万先生の通訳を何回も務めたことがあったので、本当に懐かしいです。
学会は色んな意味で非常に勉強になりました。
毎回、兎に角、辺鄙な郊外で学会が開催されるので、次回は北京市内でやって欲しいです。
次回は二年後だと思うので、引き続き気功の修行に励んで参ります。
そういう訳で、再見!!
『中医基礎理論講座のお知らせ』
①陰陽論
- 中医学の核心、陰陽論について
- 陰陽の基礎について
- 陰陽を知るトレーニング
- 一日における陰陽の変化
- 四季と陰陽
- 「形」と「神」
- 機能と構造
- ネプ〇ューンの〇倉さんの症状を陰陽から知る
- 武術と気功の陰陽
- 陰陽を用いた心肥大の治療と予防
- 陰陽から見た脳出血の前駆症状
②五行学説
- 五行の基礎
- 五行色体表で治療ができる
- 先秦時代の五行と今の五行は異なる?!
- 五行の特性
- 五行の運動法則
- 五行の中に陰陽がある
- 気功と五行
- 陰陽五行は理論ではない!実践である!!
③気血津液
- 気について
- 血について
- 津液について
- 「ぜひ日常生活に取り入れてみてください。簡単なんで。」
④診法
- 中医学の診察法、「四診」について
- 婦人科疾患、男性疾患は○○でわかる?
- 心臓の問題は○○でわかる?
- 肺の問題は○○でわかる?
【日時】11月30日(土)15:15~16:45
【参加費】5000円
【定員】20名
【場所】山下町118-2廣東會館(2階か3階会議室の予定)
【申し込み】Facebookかメール、もしくは045-228-9601までお電話でお願いします。
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