ニーハオ!ひいろです。
今日は想定外のことが起き、日色鍼灸院は通常ベッド4床なのですが、5床で治療してみました。
全く別の世界が待ち受けていました(笑)。
修行はまだまだ続きます!!
さて、日本ほどおもてなし、ホスピタリティを重んずる国は世界のどこを探しても見つけることは難しいのではないでしょうか。
医療においても同じ事が当てはまると思います。
もちろん、様々な問題はひとまず置いておきます。
例えば、中国において伝統医学の水準は非常に高いです。
病院や診療所には患者さんが溢れかえっています。
しかし、診察室に患者さんを呼ぶ時は「日色雄一」と呼び捨てです。
日本では「日色雄一さん、中へどうぞ」ですよね。
銀行でも同じです。
業務をこなす職員は非常に機械的です。
また、公的機関に行った際、他の窓口が接客中で、別の窓口には人がいません。
そこで、三つ目の窓口に行くと携帯電話を触っている職員のところで手続きをしようと話しかけると「今、忙しいから無理」と言われてしまうことがあります。
確かに、携帯で遊ぶことに忙しいのでしょうけど…。
至る所で「おもてなしの精神」とは真逆とも言える場面に出くわします。
まぁ、そこが面白いところでもあるのでしょうけどね。
しかし、こんなことにもしばしば遭遇します。
ある時、妻と一歳に満たない娘と一緒にレストランに行きました。
娘は離乳食が始まっていないので、目の前の美味しい料理を食べることができません。
ですから、時間と共に娘は飽きてしまい、暴れだします。これはかなりやっかいな状況です。
そうなると、私と妻は急いで食べなくてはいけません。
すると、店員のお姉さんたちが「かわいい~」と近寄ってきて一緒に遊び始めてくれたのです。
さらに、お姉さんたちは娘を抱っこしたまま、店内を歩き回ってくれていました。
そして、私たちに「いいから、いいから、二人は先に食事してね」とゆっくりと食事をするように時間を作ってくれたのです。
このようなことは日常茶飯事です。
余程お店が混んでいて手が足りていない場合を除いて、店員のお姉さんがかまってくれることが少なくありませんでした。
また、バスに乗った時、一見チャラチャラしている若いお兄ちゃんが、妻が娘を抱いている姿を見ると、すぐさま何も言わずに席を譲ってくれました。
大学院の卒業式の日、妻と娘は校内を散歩していたのですが、複数の女学生が例の如く「かわいい~」と近寄ってきてこう言ったそうです。
一緒に写真撮って~
普通、よその子供がかわいくても一緒に写真を撮ったりはしませんよね(笑)。
またある時は、道で妻が娘を抱いて、タクシーを待っていると、数十メートル先にいた男性と運転手さんが妻と娘に気づいてわざわざ譲ってくれました。
中国人は、子供にものすごく親切です。
テレビや週刊誌からは絶対に知ることができない情報ですよね。
しかも、子供にかなり寛容なので、店やレストランで子供が騒いでいても注意する人はいませんし、嫌な顔をされることもありません。
この点、中国は非常に子供を育てやすいと思いました。
帰国しても、しばらくこの感じが抜けずにレストランに行ったのですが、「他にもお客さんがいますから」とお店の人に注意を受けました。
そりゃあ、そうですよね。
中国に行ってみないと見えてこない中国人のものすごく良いところのお話でした。
やはり、現地に行ってしっかりと情報収集すると面白いですね。
そういう訳で、再見!!
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