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【5月の診療のお知らせ】

非常に重要なことが書かれているので、ぜひ最後までお読みください。

それから、気が早いとお叱りを受けそうですなので、先に謝っておきます🙇‍♂️
今年の秋頃、そして、来年の春頃の花粉症対策はもう始まっています。

【5月の診療】

さて、4月も終わり、いよいよ5月が始まります。

※5月3日(金)は臨時診療
◎5月4日(土)休診
◎5月15日(水)東邦大学にて講義のため休診

最近、体調を崩している人が本当に多いです。

もちろん、四季の変化について行かれない人は体調を崩すのですが、特にこの1週間ほどは寒かったり、暖かかったり、雨が降ったり・・・本当に目まぐるしく天候が変わっていたので、調子も崩しやすかったと思います。

近所の公園の近くを歩いていると数週間前に比べて木々が青々と茂っているのを感じます。
生命力の源である「陽気」が確実に外に向かって成長しているのをうかがい知ることができます。
別の言い方をすると、身体の中の邪気や病が外に向かって芽吹きやすい季節であるとも言えます。

自律神経が整うと、免疫は整う

昨年から定期的に治療を受けている方々から喜びの声を続々と受けていますが、

  • 「今年は少し鼻水が出るくらいで今年は楽でした」
  • 「今年は薬を飲まなくても鼻の症状が例年より楽でした」
  • 「いつもなら5月過ぎまで症状がきついのに、今年は4月に入ったら症状が落ち着きました」

など・・・
以前より身体が元気になっているのを感じているようです。

花粉症がある人は、免疫機能が過敏になっている状態です。
つまり、免疫機能が強くなり過ぎている状態です。

本来ならば、反応しなくてもいい物質に対して過剰に反応してしまっている状態です。
要は、自己免疫疾患の入口に立っている状態です。

例をあげると、免疫機能が過剰すぎて自分の細胞を異物(小麦、乳製品、穀物など)と勘違いして攻撃し始めてしまうことが起こります。

その前兆として、花粉のようにありふれたものに対して過敏に反応してしまう現象が起こります。

軽度の人は、3月下旬から4月中旬のスギ花粉にだけ反応します。
さらに症状が進むと3月下旬から5月中旬のヒノキの花粉にも反応するようになります。
さらに状態が悪くなると8月から10月にかけて、ブタクサにも反応するようになります。

そして、非常によくない状態になると、一年を通して常に鼻炎に悩まされるようになります。
ここまで悪い人は、免疫機能がかなり低下しており、さらに腸内環境が悪化しているだけでなく、副鼻腔においてもウイルス、カビ、細菌による慢性感染が起こっていることが考えられます。

よく聞くのが、「病院に行って何ヶ月も抗生物質を飲んでいるのに、副鼻腔炎が治りません」という人。
ひどい場合は数年に渡って抗生剤を飲み続けていることもあります。
抗生剤は細菌感染にのみ有効です。
ウイルスや自己免疫疾患による鼻炎の場合には抗生物質は効果がありません

【究極の養生法】

さて、最後に免疫を邪魔せず、花粉症に有効な方法を一つだけ教えます。
お金がかからず、副作用が全くなく、非常に有効な方法です。

それは・・・

冷たいものを摂らないことです。


拍子抜けしたかもしれません。

なぜ、今この方法をお伝えしたかというと、まだそれほど暑くなっていないからです。

夏になると誘惑が多いです。
ビール、サワー、アイスクリーム、かき氷、冷たいフルーツ・・・

東洋医学では消化器系で気血が作られると考えます。
それから、免疫細胞の80%は腸にあると言われています。
その胃腸が冷えるということは、確実に生命を激しく消耗します。

そういうことで、今日からぜひ、「冷たいものを極力避ける」養生法に取り組んでみてください。
100あったダメージが0になれば、必ず身体は変化しますよ。

それでは、今日はこのあたりで失礼します。

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この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

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