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スタッフ紹介

 

日色鍼灸院のスタッフをご紹介します

院長/医学博士 日色雄一

所属団体・研究会

世界医学気功学会  常務理事
日本伝統鍼灸学会  理事・国際部副部長
日本中医鍼灸研究会 理事
一般社団法人TRI Approach 代表理事

活動実績

・講師実績
東京医療福祉専門学校教員養成科、横浜市立盲特別支援学校、青山学院大学、立教大学、カザン東洋医学大学(ロシア)、東邦大学大学院看護学研究科非常勤講師、AZCARE  ACADEMY中医学担当

・セミナー講師実績
鎌倉市介護予防教室、神奈川県立横浜国際高等学校、北京日本人会生活環境委員会、東京都助産師会、日本東洋医学茨城県部会

・学術活動
『中国における老中医の現状』伝統鍼灸
『鄭氏鍼法基礎の基礎』鍼灸OSAKA
『森立之傷寒論考注在文献学上的成就』吉林中医薬
『太素霊枢素問依韻校勘挙隅』北京中医薬大学学報

・専門分野
中医基礎理論、中医文献学、中医養生学、妊娠中・産後のケア、気功、鍼灸

・著書、メディア活動など
北京日本人会会報『日本人会だより』医療ハンドブック改訂版(2011年)『北京における中医学(中国医学)事情』
管理栄養士の専門雑誌月刊『ヘルスケア・レストラン』にて中国医学の養生について連載(20117月~201412月)

生年月日

19782

好きなこと

気功、武術(通背劈掛拳、八極拳、自然門、白鶴拳、太極拳、岳氏連拳、システマなど)、治療(するのも受けるのも)、音楽、読書、中国茶(特に岩茶が大好きです)。

  1. なぜ鍼灸師になろうと思ったのですか?
    高校2年生の時、プロのミュージシャンを目指していましたが、とある事件を境に進路変更をしました。曾祖父山﨑一雄(御茶ノ水の井上眼科の副院長を歴任)の影響もあり、小さいころから医学に興味がありました。

    生涯現役の眼科医だった曽祖父山崎一雄との写真

    ある時、(1994年当時)日本において唯一の鍼灸大学なるものが存在することを知ります。

    「鍼灸についてもっと知りたい!」と思っていると中国医学に関する一冊の本に出会いました。そこには「陰陽論」、「五行論」というよくわからないがすごい世界が広がっていました。

    そうして17歳にして中国医学に魅せられたのでした。

    「中国医学の治療法である鍼灸というものを勉強したい!!」
    「この医学を学び、世の中の役に立ちたい!!」

    この想いが今も心の奥にあり続けます。

  2. どこで勉強したのですか?
    1996年、京都府の山奥に位置し、日本における唯一の鍼灸医学の最高学府だった明治鍼灸大学に入学。洗濯機の使い方も知らない世間知らず(?)でしたが、初めての一人暮らしを始めます。

    大学4年間で鍼灸医学を科学する勉強方法だけでなく、臨床経験を積むことができた貴重な4年間でした。

  3. なぜ中国に行ったのですか?
    よくたずねられる質問です^^鍼灸の本場、鍼灸が生まれた土地に行ってみたかったからです。

    私が中国にはじめて行ったのは1999年。
    オリエント出版社主催の日中友好学術交流会に参加した時のことです。
    当時の私は中国語も話せませんし、中国のことがよくわかりませんでした。

    ただ、間違いなく感じたのは「日本とは何かが違う!!中国の鍼灸はすごい!」ということでした。

    脳卒中の後遺症、甲状腺の病気、乳腺炎、喘息に鍼灸で治療をするということに衝撃を受けました。

    「いつか必ず中国で勉強したい!」

    21歳になったばかりの私はそう感じたのです。

    フランス料理のシェフならばフランスで修行することは珍しくありません。
    鍼灸を学ぶ者にとっても本場で学ぶことへの想いは同じことです。

  4. 卒業後は何をしていたのですか?
    大学卒業後、実家(横須賀)の近所の整骨院で2年間勤務する中、中国語を学び続けました。鍼灸の神髄を学びに中国へ

    2002年より鍼灸・漢方の本場である中国に留学します。中国において鍼灸・漢方は国民医療の一端を担う医療そのものなのです。

    その時に痛感したのは「中国医学は医療であり、文化である」ということです。

    1日の外来者数が7000人を越える病院の中には「鍼灸科」があります。

    そこには外来もあれば、病棟もあります。

  5. 誰に鍼灸を習ったのですか?
    中国鍼灸界の名医たちとの出会い2004年1月、雪が積もる甘粛省蘭州市の空港に降り立ちます。

    オリエント出版社野瀬眞社長に連れられて、甘粛中医学院鄭魁山教授の弟子入りをお願いしに行きます。

    中国において「弟子」と「学生」の間には雲泥の差があります。

    「西北鍼王」と称される鄭魁山教授は不運にも文化大革命の時、甘粛省に下放されます。

    下放前は中南海にて周恩来首相をはじめ国家首脳の治療に当たっていた大人物です。

    中国人が弟子になるのも難しいのですが、外国人となるとそれがどれほど困難であるか中国事情に詳しい人にしかわからないでしょう。

    そのような状況の中、野瀬社長の日本鍼灸界と日中友好を想う情熱に鄭魁山教授も心動かされたのでしょう。

    「日色君を弟子として学ぶことを許可しましょう」と。

    蘭州市鄭氏鍼灸研究所で伝統鍼法を学ぶことができたのです。

    日本の針だけでなく、中国針を使えるようになることで治療の幅が広がったのは治療家として本当に嬉しいことでした。

  6. 北京では何をされていたのですか?
    鄭教授には「基本は全て教えたので、自分自身で臨床をしなさい」と言い渡されました。蘭州での修行を終え、北京に戻ったのでした。

    臨床は学んだのですが、中国伝統医学を学ぶ上で、学問の重要性を痛感したのでした。

    そして、2005年に中国政府直轄の北京中医薬大学の大学院に入学します。

    中国伝統医学の基礎である文献学を学ぶことで臨床の基礎である理論体系を構築し、伝統医学を深く学べるのではないかと思ったからです。

    北京中医薬大学医古文教育研究室の銭超塵教授と基礎医学院人文系主任厳季瀾教授の指導の下、6年間中医文献学の研究の末に学位を授与されました。

  7. 鍼灸以外に何を学ばれたのですか?

    「我の命は我にあり、天にあらず」という言葉があります。

    自分の命は自分の手で養い、大切に用いるのです。

    「生命を養う」のが養生です。

    2002年1月より武蔵野美術大学廖赤陽教授に気功養生と一指禅功の薫陶を受けます。

    私自身、師匠に出会うまで気功と鍼灸は関係ないと思っていました。気功を信じていませんでした。

    しかし、気功を練習し始めて2週間もすると身体が明らかに元気になってきたのです。

    気功の練習をすることで人が本来持っている自然治癒力を高める方法を知ったのでした。

    「健康寿命」を延ばすには最適なのが気功です。

    最後に一言お願いします。
    私の使命は難病をあきらめず、鍼灸の可能性を日本に広めることです中国では鍼灸医学は国民医療の一端を担っています。現代医学では解決できないシェーグレン症候群、リウマチ、サルコイドーシス、脳血管障害などに対して中国国民はその治療効果を当然のように知っています。

    病院に行ったが検査結果は異状なし。
    体調不良は加齢によるもの。
    もう治りません。
    湿布と痛み止めで様子を見ましょう。

    そう言われて苦しむ気持ち、本当に理解できます。
    私自身、2007年、過度のストレスと疲労により坐骨神経痛を発症しました。

    一睡もできず、薬も効かない、激痛が24時間続くのです。

    そのような体験をしているからこそ患者さんの絶望的な気持ちがわかります。

    とにかく、力になりたいのです。

    お役に立てるように精一杯施術致します。

院長プロフィール

  • 19964月 明治鍼灸大学入学
  • 19993月 鍼灸師国家資格取得
  • 20003月 明治鍼灸大学卒業、鍼灸学学士取得。
  • 20004月~20023月 整骨院にて勤務
  • 20022003年中国中医研究院(現中国中医科学院)附属広安門病院鍼灸科にて研修。
  • 2004年甘粛省蘭州市鄭氏鍼灸研究所にて鄭魁山教授と鄭俊江先生に師事。
  • 20052008年北京中医薬大学基礎医学院修士課程にて陸宗達教授の弟子銭超塵教授、厳季瀾教授の指導の下、修士号取得。
  • 20082011年北京中医薬大学基礎医学院博士課程にて厳季瀾教授の指導の下、医学博士取得。
  • 2002年より武蔵野美術大学廖赤陽教授に師事。一指禅功および一指禅功点穴療法を中心に気功をはじめとした養生学を学ぶ。
  • 2011年、横浜中華街にて傳統醫學研究所日色鍼灸院を開業。
  • 世界医学気功学会常務理事
    日本伝統鍼灸学会 理事・国際部副部長
    東邦大学非常勤講師
    無為気功養生会師範
    無為気功養生会横浜中華街教室を主宰
    日本中医鍼灸研究会理事
    一般社団法人TRI Approach代表理事

発表論文

『中国における老中医の現状』 伝統鍼灸
『鄭氏鍼法基礎の基礎』 鍼灸OSAKA
『森立之傷寒論考注在文献学上的成就』 吉林中医薬
『太素霊枢素問依韻校勘挙隅』 北京中医薬大学学報

その他活動

北京日本人会会報『日本人会だより』に連載。医療ハンドブック改訂版(2011年)に『北京における中医学(中国医学)事情』を掲載。

現在、管理栄養士の専門雑誌月刊『ヘルスケア・レストラン』にて中国医学の養生について連載(20117月~201412月)。

2015年より養生、海外の中国医学事情、鍼灸セミナ―などについて不定期掲載予定。

2016年、鍼灸治療と気功養生普及のため、ロシアの企業に招聘されタタルスタン共和国を訪問。

毎年3月北京で開催されるオリエント主催中国研修の通訳を務める。

鍼灸学校をはじめ県立高校、青山学院大学、立教大学などの教育機関で講義をするほか、東京都助産師会にて助産師を対象とした「出産と東洋医学」について講義。鎌倉市の要請で高齢者対象の健康講座の講師を務めるなど治療だけでなく教育にも従事する。

副院長 日色加奈子

生年月日

19823

趣味

中国茶、音楽鑑賞、スイーツの研究

副院長プロフィール

2000年明治鍼灸大学入学。
2004年明治鍼灸大学卒業、鍼灸学士取得。
20042007年経絡治療学会評議員、東日本医療専門学校講師佐藤英子先生に師事。特に灸法に長じる。
2007年より北京にて品茶師、風姿花伝代表朱安娜先生に師事。
2011年中華人民共和国茶芸師資格取得。
現在、5人の子供(4女1男)を子育て中。