中国留学記

「鍼灸・漢方・気功の勉強をするのならば、本場中国で学びたい!!」
そのような思いで留学しました。
中国での修行時代での様子をご紹介したいと思います。
少しずつ当時の写真や資料を探しながらアップしていきますので、気長にお待ちください。
写真は張士堂院長藤原大輔先生(右)と一緒に。
北京の研修にて。
前門で記念撮影(2013年3月)。
後ろに見えるのが「前門」。
北上すると天安門広場があり、更に北には故宮(紫禁城)があります。
※近日中にホームページとは別にブログを始める予定です。
中国の先生の情報や医療事情、日本で出会った鍼灸の凄腕の先生について。
そして、学術的にお薦めしたい書籍、養生、講演情報などについて情報を発信していく予定です。
ぜひ、お待ちくださいませ^^
準備中
当時、世界中で猛威を振るっていた感染症があります。
覚えていますか?
それは発熱、寒気、筋肉痛などのインフルエンザ様の症状が現れる「SARS:severe acute respiratory syndrome(重症急性呼吸器症候群)」です。
2003年12月31日時点のデータによると、中国を中心に8096人が発症し、774人が死亡したという報告があります。
私は基本的に様々な症状・病気を治療しますが、北京では特に産婦人科領域と小児科領域に関心を持って勉強していました。
広安門病院では鍼灸科で研修をしていましたが、あの週だけは「小児科で研修をしたい」という旨を外事処(海外からの研修生や見学者を受け入れる際に手続きをする部門)の陳先生に伝え、許可してもらっていたのです。
まさかその後、私たちの身にあのようなことが起きるとは夢にも思いませんでした…。
私の人生で、ゴーストタウンを目にすることはきっともう二度とないでしょう。
(つづく)