ニーハオ!ひいろです。
換気のため、院長室の窓を開けると中華街の太平道が見えます。
昼間、大きな声がしたので通りをのぞいてみると、西洋人カップル(?もしくは夫婦か)が言い合いをしていました。
男性は一言も発していないように見えましたが、女性が泣きながら何かを言っているのですが、たぶんドイツ語だと思うので、何を言っているかわかりませんでした。
バックパッカーのように、二人とも大きな荷物を持っていたので、旅行者だと思います。
せっかく日本に来たのだから仲良くして欲しいです。
さて、梅雨はいつまで続くのでしょうか…。
夏の暑い日に、あなたは何を飲みますか??
炭酸水、コーラ、カルピス、ドクターペッパー、ルートビア、王老吉などなど。
最後の方は、少しマニアックな飲み物になってしまいましたが、飲料業界が盛り上がる季節でもありますよね。
それから、よく飲まれる飲み物の代表としてお茶がありますよね。
ジャスミン茶、麦茶、烏龍茶、紅茶など、冷たいお茶を飲む人が多い季節です。
その中でも、緑茶は様々なメーカーから販売されています。
宛暁春教授(安徽農業大学)主編『中国茶譜』によると「茶葉には茶カテキン、アルカロイド、ビタミン、アミノ酸、芳香物質、多糖類化合物が豊富に含まれており、人体の健康に優れた効能を多く有している」と記載されています。更に、茶葉には以下の効能があるとされています。
・がん予防
・血管系統の疾病予防
・抗輻射作用
・殺菌消炎作用
・興奮および利尿作用
・助消化および利尿作用
・虫歯および口臭予防
・免疫機能の増強および老化防止
緑茶に含まれるカテキンやビタミンCなどは抗酸化作用もあり、アンチエイジングにも効果的な健康的な飲み物であるのは周知のことです。
私自身、大学に入学したばかりの時、上述のことを鵜呑みにして、毎晩、緑茶を飲み、茶葉も一緒に食べていました。
しかし、お茶に含まれるビタミンCを摂取したければ、錠剤で飲んだほうが圧倒的に多く効率よく取れます。
中国医学の養生から見ると、食べ物には冷やす性質と温める性質のものがあると考えます。
実は、緑茶は冷やす性質があります。
それは熱いお茶も同じです。
私の後輩の親の実家がお茶屋さんを営んでいます。
普段から緑茶をよく飲む家族は胃腸が弱いというのです。
患者さんでもよく出会うのは、緑茶を飲むと胃が痛くなると言う人です。
発酵度が低いと冷える性質が残ったままになるようです。
逆に、発酵度が高い、紅茶やプーアル茶、一部の烏龍茶は温める作用があるとされています。
2007年だったでしょうか、大好きなお茶の一種で「黄金桂」というお茶にはまっていた時があります。
口当たりがやわらかく、香りの良さに魅せられて、毎日飲んでいた時期があります。
ある時、師匠と大師匠、それから、大師匠のお嬢さんと患者さんで養生の旅にでかけました。
久しぶりに大師匠のお嬢さんにお会いして言われたのは
あれ?!あなた、顔が緑色じゃないの!!
もともと水が溜まりやすい体質の私が、発酵度の低いお茶を毎日飲んでいたため、「茶湿」が溜まっていると言われました。
身体が重い、だるい、疲労感が抜けない、という人は湿気が身体に溜まっている可能性があります。
もちろん、舌の状態、脈の状態も確認する必要はあります。
茶湿という言葉は初めて聞いたので、衝撃的でした。
そして、治療をして頂くと、大量に寝汗をかきました。
不思議なことに、治療をすると余分に溜まった水分が排出されると尿の量が増えたり、汗の量が増えたり、下痢をしたりすることがあります。
身体は本当によく機能してくれています。
中国医学から見ると、緑茶は身体に良いからたくさん飲んでも大丈夫、と言う訳ではないので気を付けて下さいね。
それから、熱中症には気を付ける必要がありますが、水やお茶をガブガブ飲み過ぎると夏バテするので気を付けて下さいね!
それでは、再見!!
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