你好!!ひいろです。
昨日、ウォーキングを断念したインドア派の私ですが、今日から縄跳びを始めました。
気血の流れが良くなるのをしっかりと感じました。
これならば続けられそうです。
運動すると気持ちが良いですね!!
さて、前回に引き続き蘭州への旅のお話です。
なかなか鄭先生にお会いした時の話になりませんが、気長にお付き合い頂けますと幸いです。
ところで、中国の汽車には4種類の席があります。
「硬座」、「軟座」、「硬卧」、「軟卧」です。
軟座は、日本の電車の座席より劣る感触です。四人掛けの席と六人掛けのボックス席があります。
ある時、蘭州から北京に戻る時、寝台席(後で説明します)を購入することができませんでした。
仕方がないので、その時は軟座で北京に行きました。
六人掛けの席に座ってです。
21時間、ただただ座っていました。
狭いし、つらいので、そんな現実から逃げるように寝るようにしました。
しかし、汽車がものすごく揺れるため全然熟睡できません。
ガタン、と揺れる度に目が覚めてしまいます。
三人掛けの座席が向かい合う形の六人掛けの席はちょっとした罰ゲームのようなものです。
幸い窓側だったので、まだ良かったですが、真ん中だったら身動き取れません。
向かい合っているので、足が伸ばせないのでかなり辛いです。
21時間、トイレと食堂車に行く以外は座って過ごしました。
生まれて初めて凄まじく足がむくみました。
「硬座」には乗ったことがないのでよくわかりませんが、軟座よりクラスが落ちるようです。
「軟卧」はベッドが四つある個室です。
部屋に入ると二段ベッドが左右に一つずつあります。
小さいですがテレビもついており、部屋に鍵が付いているので内側から施錠もできます。
友人や家族と利用すれば快適です。
私は大学の先生のお供で、湖北省の蕲春県で開催された李時珍学会に参加した時に軟座に乗りました。
軟卧の車輌のトイレは硬卧の車輌のトイレよりも豪華です。
と言っても、日本の新幹線には遠く及びません。
一つの車輌に一つ大きな給湯器が設置してあるので、お茶を飲みたい時やインスタントラーメンを食べたい時には自由に使えるのも便利です。
「硬卧」は「上鋪」、「中鋪」、「下鋪の」三段ベッドです。
下が一番人気。楽チンです。
そのため、真ん中と上の段の人が普通に座ります。
寝ていると知らない人が座っている感じです。
真ん中は比較的登りやすいです。上のベッドに上がるのはちょっとしたアスレチック気分です。
運動神経が悪い人には登るのが一苦労です。
しかも、恐ろしく狭いのです。あぐらで座ると、お辞儀しないと天井に頭がぶつかります。
ですから、寝て過ごすしかありません。
ある時、蘭州から北京行きの汽車に乗った時のこと。
下の段の切符を購入したので、ベッドで休んでいると赤ちゃん連れのお母さんが座っていました。
話を聞くと、その女性は上の段の切符しか手に入らなかったようでした。
その事を知ってしまっては、席を譲るしかないですよね。
だって、赤ちゃんを連れて上の段に行くことなどできるはずがないですもの。
仮に登れたとしても危ないですよね。
そういうことで、切符を交換してあげました。
ちなみに、下の段が一番値段が高く、その次が真ん中で、上の段が一番安いです。
女性:本当にありがとうございます。差額をお支払いします。
ひいろ:何かのご縁でしょうから、気にしないで下さい。赤ちゃんがいると大変ですよね。どこから来たのですか?
女性:本当にありがとうございます。これからハルピンに帰ります。北京で乗り換えて、黒龍江省のハルピンまで行きます。
ひいろ:東北人ですね!(注:黒龍江省、吉林省、遼寧省を東北三省と言い、中国では総じて「東北人」と言います。)
女性:そうですね(笑)。あなたはどこの出身ですか?
ひいろ:日本です!
女性:……。
残念ながらこの女性は日本人をあまりよく思っていなかったようで、非常に気まずい雰囲気になってしまいました。
まぁ、そういうことも稀にはありますよね。
何より、その後、20時間も近くにいなくてはならないというのが気まずいですよね…。
今回は汽車の旅の思い出だけで終わってしまいましたが、次回は初めて蘭州に到着した時のことをお伝えしますね。
私の中では汽車にまつわるお話と蘭州訪問記はけっこう鉄板で、面白いと思うのですが、アクセス数が明からに下がっています(笑)。
そういう訳で、つづきます!!
再見!!
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