English Page is HERE

カゼを引く子供の共通点

こんにちは。
横浜中華街のひいろです。
気温が下り、寒くなってきましたね。
寒くなってきたせいでしょうか、カゼを引いている人が多いです。

よく聞くのは

  • 子どもからカゼを引いていた。
  • 孫がカゼを引いていた。
  • 職場でカゼが流行っている。

中でも、小さいお子さんのカゼは心配です。
鼻水が出ていても鼻をかめなかったり、痰を吐き出すことができなかったりします。
口呼吸になると口腔や咽頭粘膜が乾燥するため、よりカゼが悪化しやすくなります。
また、鼻がつまったままだと中耳炎になることがあります。

子供がカゼを引くのは仕方のないことですが、何とかして悪化することを未然に防げないものなのでしょうか?
実は、親御さんに話を聞くと色んなことが見えてきます。

  • 牛乳をよく飲む。
  • 果物をよく食べる。
  • お菓子をよく食べる。
  • アイスをよく食べる。
  • 唐揚げ、フライドポテトなどの揚げ物をよく食べる。
  • 冷たい麦茶やジュースをよく飲む。

どれも「脾胃」すなわち、消化器系に負担がかかるものばかりです。
ある文献によると、免疫の約80%が腸に集中しているといいます。
消化器系が常に疲れたた状態ではカゼは治るどころか悪化します。

更に、当院に来られる子供の患者さんに良く見られる傾向は、病院で処方された薬(解熱剤、消炎鎮痛剤、抗生剤、去痰剤、咳止めなど)を一ヶ月間服用したけど、咳や胃腸の症状が改善されないということです。
それもそのはず、薬を飲んでいる間も果物を食べ続け、牛乳やジュース、冷たい飲み物を飲み続けているのですから、治るはずがありません。

また、解熱剤、消炎鎮痛剤、抗生剤、去痰剤、咳止めなどを服用し続けるのですから、肝臓、腎臓、胃腸にかかる負担も無視できません。
先日、来院された中国人の患者さんに共通していたのは「日本人は小さい頃から冷たいものを飲んでいるし、靴下を履かせなくても健康に影響はないだろう」という誤解でした。
少なくとも日色鍼灸院に来院する喘息、鼻炎、胃腸障害、アレルギーの子供の患者さんはお菓子や冷たいものによって胃腸が疲れ果てた上で様々な症状が出ています。

元気で全く何の症状もない子供は何を食べても問題ないかもしれませんが、少なくとも症状がある間は食事には気をつける必要があります。
特に子供はわからないので、親が代わりに気をつけてあげる必要があるでしょう。

この時に、注意して欲しいことが一つあります。
子供に冷たいものを飲ませないのですが、親が模範となって冷たいものを飲んだり食べたりしないことです。
子供からすれば「なんでパパとママは冷たいものを飲んでよくて、僕はなんでだめなの??」と感じることでしょう。
この辺りを変えるだけで今ある症状の半分くらいは改善するはずです。
元気になれば病院や治療院なんて行く必要がないのですから、自分と家族のために時間が使えていいですよね。

そういう訳で、こんな簡単なことですが、ぜひ実践してみてくださいね。

カゼの予防、カゼを引いた時に悪化させないための方法を知りたい方はぜひ11月7日(水)の養生講座にご参加ください。
この時は、理論的な内容にはあまり踏み込みません。

  • こうすれば早く回復しやすい。
  • これをやると絶対に悪化する。
  • カゼの時には○○を食べない。

ということをご紹介します。

中国医学の理論についてさらに理解したい方は、12月5日(水)の『四季の養生と時間医学』にご参加ください。

それでは、再見!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

傳統醫學研究所日色鍼灸院院長。
約10年の中国留学の後、横浜中華街にて開業。鍼灸学士、医学博士。
世界医学気功学会常務理事。

鍼灸、気功、徒手療法などの施術を中心に、養生(生活習慣)の取り組みから身体をサポートする。

プライベートでは、5人の子供の父親。

プロフィールの詳細はこちら

コメント

コメントする

目次