横浜中華街のひいろです。
最近、毎日30分ほど歩いています。
そのうち10分ほどは走っています。
その時は絶対に口を開かない、気功の呼吸です。
これがものすごくいいです。
全然疲れないので、朝から汗だくになっても身体がすっきりしています。
この一ヶ月で2.5㎏痩せました。
嬉しい!
弟たちにもう「北の指導者」だなんて言わせないんだから。
10年前、81㎏あった時は坊主だったので、北の工作員にしか見えませんでした…。

 

さて、呼吸が苦しいという患者さんが来られました。
なんでも、前日に衣替えをするために冬の間に使っていた洋服を洗っていたそうです。
しっかりきれいにしないと白い服はシミが残ってしまいますからね。
しかし、その直後から呼吸が苦しく、次の日になっても息苦しいとのことでした。
よく聞くと、漂白剤をたっぷり使って洗濯をしたというのです。
これは薬物中毒の症状です。

 

「呼吸」といいますが、中国医学では「呼(息を吐く)」は肺の作用、「吸」は腎の作用と考えます。
腎は先天的なエネルギー、生殖、ホルモンとも関係します。
腎が弱ると息を吸いにくくなります。
専門的には「腎は納気を主る」といいます。
腎を調整するのには「足少陰腎経」、腎臓の経絡の最も大切なツボである「太渓(たいけい)」を使います。
これはマッサージやお灸では効果が弱いです。
僕の場合、この患者さんは他にも色々と症状があったので太渓を中心に全身の治療をしました。
治療の途中で「呼吸が楽になりました」と患者さん。

 

これを思い出したのは、老中医張士傑老師の一番弟子藤原大輔先生の症例を聞いたからでした。
新潟を代表する治療家である藤原先生は農村地帯の出身です。
おばあ様が畑仕事から帰ると冷や汗、動悸、吐き気で動けなくなってしまったのです。
よく話を聞くと除草剤を使ったというのです。
藤原先生はこの状況を見て、これは救急車を呼ぶべきかと考えました。
その前に太渓に鍼をしました。
得気し、鍼先に気が到るのを感じたそうです。
それから数分すると先ほどまで苦しそうにしていたおばあ様が何事もなかったように回復したというのです。
太渓は非常に有効なツボの一つです。

 

この状況で鍼治療をした藤原先生も見事ですが、この理論を中国医学の経典『黄帝内経』から見つけ出した張老師には畏敬を感じます。
張老師の症例に一酸化炭素中毒に対する治療があったと記憶しています。
「鍼灸、漢方はゆっくり効く」と聞いたことがありますが、効く時は劇的に症状が改善するというのは二千年の歴史が証明しているのではないでしょうか。

 

日色鍼灸院には塩素を吸い込んだ後遺症の方も来れば、犬に噛まれて腕が腫れ上がった方も治療に来られています。
色んな症状の人がいますね…。
でも、あまりにも症状がひどい時、まずは病院に行って下さい!

それでは、再見!